鳥居が建てられている理由

神社に行くと必ずと言っていいほど建てられているのが「鳥居」です。

この鳥居、世間的に考えられている役目は、「ここから神社の境内ですよ」という目印だと思います。もちろんこの考え方は間違いではありません。確かに鳥居の役割りは家で言う門みたいなものである事は確かです。

それにしても、どこの神社にも同じ形の鳥居があるのはなぜでしょうか。

鳥居とは字を見て分かるように「鳥が居る」つまり「鳥がとまる」ためのものでした。

天の岩戸に天照大神(あまてらすおおかみ)がお隠れになっていたが、再び出て来られて、闇に包まれていた世の中を光が満たした時、鶏が一斉に鳴き出したという神話があります。

以降、闇に包まれた世の中には、悪霊や邪悪なものが往来し、その闇を破る朝の光を連れてくるのが鶏だと考えるようになりました。

そういうわけで、神社の入り口には鳥をとまらせようと、鳥居を作ったのです。