ガスコンロが爆発しない理由
ガスコンロの火は、なぜガス管を逆流して燃えていかないのでしょうか。
もしコンロに点火した火がガス管を逆流するような事になれば、ガスタンクが大爆発してしまうはずです。このような事にならないのは、一体どうしてなのでしょうか。
これは案外簡単な仕組みでした。
中学の時の理科の実験を思い出してみてください。物の燃焼には、燃料があり、それが発火点以上の温度になり、そこに酸素が存在するという条件が必要です。
しかし、ガス管の中のガスは確かに燃料そのものなのですが、発火点に達する事もなく、仮に発火点まで熱せられても酸素が存在しないので、決して燃えることがないのです。
よって爆発は起こらない仕組みになっているというわけなのです。