幼稚園は学校なのか
学校教育法第1章第1条には「この法律で学校とは、小学校、中学校、高等学校、大学、盲聾学校、養護学校および幼稚園とする」とあります。つまり、幼稚園は文部省の管轄下にあるれっきとした「学校」というわけです。
幼稚園には文部省によって教育要領が定められています。しかし、小学校のように細かい指導内容の指定はなく、「満三歳から学齢(小学校に入る年齢)までの幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長する」ことを目的に存在します。
一方、保育園とは何かというと、これは厚生省が管轄する児童福祉施設、という事で、「学齢前の幼児、乳児を日々保護者の委託を受けて保護」する場です。
共稼ぎが増えたため、これらの施設の不足が問題となっています。これからの未来を担う子供たちが、小さい頃から社会性や協調性を養えるような環境作りも大切ですね。