紙幣の老後はどうなるの?

日本銀行から大型トラックで運びだされるゴミの量は、1日に6トンから7トンだそうです。ゴミといってもただのコミではありません。私たちが普段大事に使っている紙幣――お札です。

およそ2年から3年で寿命とされるお札は、穴を3つ開けられて溶解槽の水流でバラバラにされた後、製紙会社に回収されます。そこで、段ボールなどの再生紙となって第二の人生を歩む事になるのです。

お金である紙幣も道具として見ればただの紙です。その使命を果たすと姿形を変え、扱いも変わってしまうんですね。もしかしたら、あなたのすぐそばに、前世は紙幣だった再生紙があるかもしれませんよ。