横っ腹が痛くなるのはなぜか
急に走ったり、激しい運動をした時に、横っ腹が痛くなることがあります。それは何故なんでしょうか。
例えば、給食を食べた後の体育の授業がマラソンだった、なんて時にはたいてい横っ腹が痛くなるものです。
これには、「脾臓(ひぞう)」という内臓が関係しています。脾臓は、胃の左後ろにあり、丸くて海綿状になっています。リンパ球をつくり、古くなった赤血球を破壊する役目をしています。
また、そこへ血液をためておき、激しい運動をした時には、そこから筋肉へ足りない血液を送り出す働きをしています。
物を食べて胃へ血液を送っているときに、運動までして筋肉にも血液を送り出さないといけない状態にする。その結果として、脾臓が収縮し、痛む、というわけなのです。
そのため、運動前はお腹一杯食べるのを控えましょう、と言われるわけです。