「陶器」と「磁器」の違い
骨董の世界で代表格である焼物のことを「陶磁器(とうじき)」と呼んだり「陶器(とうき)」や「磁器(じき)」と呼んだりします。なぜ呼び方が色々あるのでしょうか。
その理由は、「陶器」と「磁器」の原料が違うからです。
陶器は土(粘土)から作ります。一方の磁器は石(磁石という石を砕いて粘土にした物)から出来ています。
よって、原料や製法を厳密に区別したい場合は「陶器」と「磁器」と表し、器としてのカテゴリーを表す場合には「陶磁器」とひとまとめに言います。
陶器は通常、磁器より厚みがあり水がしみ込みやすく、磁器は陶器よりも厚みが薄く、水はしみ込みません。器を指で弾くと高い音(金属音に近い音)がするのが磁器で、鈍い音がするのが陶器です。
だからといって、お店に置いてあるものをむやみに弾かないようにしましょう。
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