ムカデには本当に足が百本あるの?

百足と書いてムカデと読みます。ムカデは見た目の通り、足が百本あるように見えるから百足と言われているのですが、実際は何本あるのでしょうか?

今まで発見された個体の中で一番足の数が少ないのは28本、一番多い記録で354本、平均すると30〜50本ぐらいで、足が百本を超える個体の割合は少ないようです。

そのため、ムカデの足の数は種や個体によって違うため、ぴったり百本あるとは限らないという結論でした。

ちなみに、ムカデよりも足の多い虫がいます。それは、ヤスデです。ムカデと同じ多足亜門に属していますが、ムカデが肉食なのに対してヤスデは腐植食性で、別のカテゴリーです。

ヤスデの英語名は千本足という意味を持つMillipedeです。その名の通り足の数はムカデの比ではありません。最多記録では、なんと710本もの足があったそうです。