アロンアルファの使い道
1971年の登場以来、その優れた性能ゆえに瞬間接着剤の代名詞と言える存在になったアロンアルファ。家庭での使用はもちろんのこと、レジャー、趣味、工業まで幅広く使われています。
ところが、このアロンアルファには、もう一つ意外な使い道があるというのです。
有名どころでは、盆栽や接ぎ木の固定などの園芸用に用いられるほか、ギタリストの間では弦を弾く爪が割れないよう保護用として塗布されるそうです。
そして、最も意外な使い道は医療用として使われていること。血管の仮止め、止血、傷口の修復からギブスの固定まで、日常的に多くの場面で役立っているらしいのです。
アロンアルファの主成分はシアノアクリレートというガラスの一種。人体には無害で、縫うよりも早くて確実なんだとか。理想的な素材ですよね。
とはいえ、医療用のアロンアルファは市販品のものとは違って、不純物が混ざらないよう特に慎重に製造されている物です。市販品を切り傷に塗っても問題自体はないはずですが、指がくっついたり素人ゆえの危険性があるので、やめておいた方が無難でしょう。