専門家を「玄人」と言う理由

その道に精通する人を指して玄人(くろうと)と表現することがあります。

対する一般の人を素人(しろうと)と呼びますが、これは色の白黒から来た言葉と言われています。

平安時代の歌や踊りのできない遊女を、芸のないただ白粉を塗っただけの女という意味で、「白人(しろと)」と呼びました。素人は、そこからできた言葉だそうです。

これに対して「黒人(くろと)」は芸達者な遊女を指し、「玄」という字には奥深い道理という意味と同時に、色が黒いという意味もあるため、黒に玄という字を当てて「玄人(くろうと)」としたのだそうです。