乾杯する時のグラス

古代ギリシャでは、酒の中に悪魔が宿っているとされ、グラスをぶつけて悪魔を追い払ったと言われています。何故なら、当時悪魔はガラスがぶつかる音が苦手とされていたからです。

また、中世ヨーロッパでは、酒の席で相手の酒に毒を盛り毒殺することが横行していたために、強い衝撃でお互いのグラスをぶつけて、酒のしぶきを相手に飛ばしあい、毒が入っていないことを証明したり、同時に飲み干すことで毒物が入っていないことを示したりしたと言われています。

どちらにしても、あまり穏やかではない理由が習慣の始まりなのですね。