カリスマ店員効果
一時期「カリスマ店員」という言葉が流行りました。今ではすっかり定着し、カリスマという言葉は普通に使われる現代用語の一つとなりました。
カリスマ店員とは、その名の通り人を魅了する要素を持った店員のことをいうのですが、店側から見てその効果はどれほどのものなのでしょうか。
アパレル関係で注目されたのは若い女性のカリスマです。彼女を目当てに何時間もかけて、地方から店に来る客も大勢います。
そんなカリスマ店員がいるお店では、一カ月あたり平均で5000万円も売り上げがあったとか。つまり、一年間で6億円も売り上げを叩き出したのです。
アパレルでそれだけの売上を一店舗で作るのは大変です。関係者ならことさら分かることだと思います。中には1ヶ月で2億円も売り上げたカリスマまでいるというから驚きです。
ちなみに、カリスマ店員のいるお店には、売れ残りが少ないといいます。どんなに人気のない服でも、彼女たちが上手く着こなして、店頭でそれを披露すれば「イケてる」風に見えるからです。
客は店に来た時に、あのカリスマ店員と同じ服が欲しいということになります。そうすると、必然的に売れ残りが少なくなり、売り上げに直結するわけです。これが一時期言われていた「カリスマ店員効果」なのです。