東京メトロポリス

東京のことを、「メトロポリス」という言い方で呼ぶことがあります。

「メトロポリス」とは、首都や大都会といった意味があります。人口や政治、経済の管理機能が集中している都市が、周りの都市に強い影響を及ぼしているという場合、その中心となる都市のことを指して、「メトロポリス」といっているのです。

まさに、東京という街は、政治・経済の中心都市であり、東京を取りまく都市に多大な影響があるという点で、「メトロポリス」という言葉にぴったりの都市なのです。

また、「メトロポリス」とよく似た言葉で、「メガロポリス」という言葉があります。

「メガロポリス」とは、先に説明した「メトロポリス」が発展して、複数の大都市が鎖状につながったものを指していいます。そのため、「メガロポリス」のことを「巨帯都市」と呼ぶこともあります。

「メガロポリス」は、1957年にウクライナ出身の地理学者ゴッドマンが提唱したのだといわれています。世界の中で、最初に「メガロポリス」と呼ばれたのは、アメリカの大西洋側の都市、ボストンからワシントンまでの範囲だといわれています。

我が国、日本でも、東京から名古屋、大阪などの大都市を連ねて、メガロポリスと呼ばれています。