飛行中の飛行機はどのように撮影される?

旅行モノのテレビ番組や、クイズ番組の景品に海外旅行がある場合など、飛行中の飛行機の映像が流されることがります。この映像は、航空会社や旅行代理店などの宣伝に役立っているといいます。

ところで、飛行機が飛んでいるところの映像は、どのように撮影されるのでしょうか。本物そっくりの飛行機の模型を用意して、それを特撮していると考える人もかつてはいたようです。今ではCGを疑うでしょうか。

実際のところ、ほとんどの場合は本物の飛行機を飛ばして空中で撮影しているそうです。

小型飛行機の場合は比較的簡単に撮影することができますが、大型旅客機の場合は大変です。

そのため、大型旅客機の飛行中の映像は、飛行機の最大手ボーイング社が撮影することが多いようです。被写体となる飛行機の準備が整うと、ボーイング社のテストパイロットがその大型旅客機を操縦し、その様子を撮影専門の航空会社のパイロットが、小型ジェット機から撮影するのです。

日本の航空会社の場合はどうでしょう。日本の上空でもそのような撮影が行われているのでしょうか。実は、日本の上空は大型旅客機を撮影できるような空域がなく、ほとんどの場合はアメリカで撮影されるのだそうです。

そのせいでしょうか。この手の映像は、いわゆる使い回しの素材としてストックしている場合も多く、どこかで目にした場面を別の番組でも見た、なんてこともざらにあります。