色鉛筆は既に削られている
あなたは、最近「鉛筆」を使用しましたか?
小学校の時には、鉛筆をよく利用していたと思いますが、いつの頃からか鉛筆を使わなくなっていませんか?
そんな鉛筆をちょっと思い出してみてください。
鉛筆は、お店に並んでいるときには、削っていない状態で売っていますよね。
では、色鉛筆はどうだったでしょうか。
色鉛筆の場合は、すでに削られているものがほとんどだと思います。
どうして、黒鉛筆と色鉛筆では、お店に並んでいる状態が異なるのでしょうか。
その理由は単純です。
黒鉛筆を使用する際には、使用する鉛筆を1本だけ使用することとなりますが、色鉛筆の場合は異なります。色鉛筆の場合は、色々な色を使用する場合が通常で、複数本の鉛筆を同時に使用します。
もし、色鉛筆が最初に削られていないとすれば、まず複数本の色鉛筆を削ることから始めなくてはなりません。
この作業を色鉛筆製造の際に、工程の一環として組み込んでしまったのです。
余談になりますが、色鉛筆の場合のほとんどは丸い形をしています。これは、色鉛筆の芯が、黒鉛筆に比べ太くて柔らかいためです。このため、芯の周りを同じ厚さの木で支えるという方が、折れにくいからだそうです。