男女を表す記号が♂♀になった理由

男女を表すときに使う「♂」や「♀」という記号は、なぜこのような形になったのでしょうか。

このマークは、1753年にスウェーデンの植物学者リンネが考えだしたもので、西洋占星術が元になっていると言われます。

占星術では「♂」は火星を表し、「♀」は金星を表すそうです。

火星の神様はギリシア神話にも出てくる神マルス。マルスは戦闘を司る軍神として手には槍と楯を持っています。「♂」の記号は、その槍と楯を元にしたものになります。

金星の神様は美の女神ヴィーナス。彼女はいつも手に鏡を持っていることから、「♀」の記号になったようです。

このように、元々は別の分野で考え出された記号が、現代になって男女のシンボルマークとして使われるようになったのでした。