酒は左手で飲むのが男の作法

男は左手に盃を持つのが正しいと教えている礼法書があります。

だから飲兵衛(のんべえ)のことを「左党」とか「左利き」と言うのでしょうか。

男が左手に盃を持つようになるのは、浪人などの武士が居酒屋で独酌をするようになった江戸時代からです。

不意の敵に備えていつでも刀を抜けるよう、右手を空けておく必要があったからです。

飲みの席で格好つけて一芝居打つのも悪くありません。

でも、酒を飲むときくらいゆっくり落ち着きたいものですね。