ルームランナーの恐るべきルーツ
スポーツジムなどでよく見られる「ルームランナー」。
海外では一般的に「トレッドミル」と呼ばれ、元々は粉をひくための踏み車から来ている言葉だそうです。
しかし、このトレッドミル。元々は刑務所の囚人に罰を与える道具、つまり拷問器具として活用されていたようなのです。
1865年、イギリスの監獄法によると16歳以上の囚人は、最初の3ヶ月間トレッドミルをやらされることになっていました。
看守が「よし」と言うまで、囚人達は延々とこの踏み車を踏み続けなければいけませんでした。
無論、発明者のウィリアム・カビットは、穀物を粉砕することを目的に便利な道具を作り上げたに過ぎず、それが普及した先が刑務所だったというのは、なんとも皮肉な話です。
1953年、アメリカの会社が、ルームランナーを発売。この拷問器具は室内の健康器具として、思わぬ形で復活したのでした。
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