チュッパチャプスのロゴをデザインした人
チュッパチャプスは1958年にスペインのバルセロナで開発されました。
当初はサッカーを連想させる言葉で「GOL」と名付けられましたが、浸透しなかったようです。
その後、キャンディーを舐めた時の擬音と感覚的な響きで現在の名前に変更。ラジオCMでテーマソングを流すと一躍有名に。
以来、手や服を汚さないスティックのついたキャンディとして人気となりました。
そして1969年に世界進出をする祭、チュッパチャプスの考案者であるアンリック・バルナット(エンリケ・ベルナート)は、ある人物にロゴマークのデザインを依頼します。
その人物とは、サルバドール・ダリ。シュルレアリスムの代表的な作家として有名な、あのダリです。
ダリはバルナットと食事を共にした祭に話を聞いて、その場でナプキンにデザイン画を描いたと言います。デージー(ヒナギク)をあしらったそのロゴをバルナットは気に入り、原型にしたのだそうです。
日本では「30分おまかせキャンディ」なんてフレーズでCMを流してましたが、本気で食べれば30分以内で食べられる、ロリポップキャンディーです。
あのポップなロゴの原型をダリが描いたと思うと不思議な気がしませんか?
サルバドール・ダリ(Salvador Dali, 1904年5月11日 - 1989年1月23日)は、スペインのシュルレアリスムの画家。フルネームは Salvador Domingo Felipe Jacinto Dali Domenech。ダリの作品は奇妙な夢の中のようなイメージの印象的な組み合わせが特徴。作品とともに、数々の奇行でも知られています。1989年に生地フィゲラスのダリ劇場美術館に隣接するガラテアの塔にて、心不全により85歳の生涯を閉じました。