飛行機に落雷するとどうなる?
空高く雲の近くを飛ぶ飛行機、天候が悪いと機体への落雷を心配してしまいます。
実は機体の被雷自体は珍しいことではなく、自分の家に落ちる確率よりもむしろ高いのです。それでも大きな事故に繋がらないのにはいくつか理由があるからなんです。
まず原則として気象レーダーの情報から積乱雲、雷雲の発達した場所は避けて飛びます。それでも空港付近など飛ばなければならない場所では被雷することがありますが、この際電気は機体の表面を通りまた放電されます。
乗客乗員が感電することもなければ、機体にもあまり影響はないのです。ただ周りが光って機体が揺れるという程度で済みます。
また飛行機は飛ぶだけで空気や水滴との摩擦で静電気を帯びます。このままでは通信機器にノイズが入るだけでなく、雷を引き付けやすい状態になってしまうのです。そのため主翼や尾翼にはスタティック・ディスチャージャーという針のようなものが何本も付けられていて、普段から電気を逃がす工夫がされているのです。
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