歯磨きガムは効果があるのか

数あるガムの中でも特殊な目的を持つ「歯磨きガム」。忙しい時に簡易的に歯を磨くというこのガム、かつては歯磨き粉の味そのもので不評だったんですが、最近のものはミント系など普通のガムと味はそっくりになりました。

では、ガムで歯を磨くとはどういうことなのでしょうか、効果のほどは?

歯磨きガムは大きく分けて3つの働きで歯の健康に効果があります。

1つ目はガムに角やスキマを持つ(特殊形状炭酸カルシウムなどの)粒子を含み、歯の表面やスキマにある食べカスや歯垢を落とす働き。

2つ目は普通のガムよりも硬く、噛んでも小さくなりにくいため、長時間噛み続けることで唾液の分泌を促進、虫歯になりにくくする働き。

3つ目はさらにキシリトールなどを加え、虫歯の原因になる酸の発生を抑えるという働き。

他にもカテキンやラクトフェリンといった殺菌物質を含むものもあり、歯をキレイにすること、菌を抑制することの両面から攻めているのです。

その効果のほどはというと…やっぱり歯磨きの「補助」に過ぎないようです。歯の裏や歯周ポケットと言われる部分の歯垢は落とせないし、菌の抑制もゼロにするわけではないから、結局歯磨きを怠ってはダメという事です。

ちなみにこの歯磨きガム、噛み応えがあることからアゴを鍛える、脳への血行促進、老化予防といった目的でも人気がある商品だそうです。