賞味期限無しの食品

大抵の食品には消費期限や賞味期限の表示がありますよね。

消費期限は過ぎると腐敗等で安全性に問題が出るもの、賞味期限は一定の品質を保ち美味しく食べられる基準を表したものです。

ところがアイスクリームにはどちらも表示されていない。これは「賞味期限無し」という扱いだからなのです。

加工食品品質表示基準(農林水産省告示)では、品質の変化が極めて少ないものについては賞味期限の表示を省略できる、としています。

材料が単純で冷凍状態では品質が変化しないアイスクリームはこれに該当するのです。

他にもデンプン、チューインガム、砂糖、食塩なども省略できるそうです。

缶や瓶のビールには2〜3ヶ月や9ヶ月といった賞味期限がありますが、密閉状態であれば期限が過ぎても、安全性に問題はないとされています(ただし味は落ちます)。

ところが海外のビールの中にはワインのように長時間熟成させる種類があり、一応期限を表示しているものの、期限を過ぎてからさらに独特の美味しさに変化していくものもあるそうです。