心理テストの裏
色々な所で目にする心理テストは、ある状況の中で想定するものからその人の性格の傾向を導き出すというものです。
しかし心理テストの裏をかこうとした場合や、その筋の専門家の人ならどうするのでしょうか。
実はほとんど参考にならないようです。これは心理テストが分析の「一部」に過ぎないからです。
一般に知られている心理テストは何十問、何百問という質問に答えさせてその傾向から性格の傾向を分類する方法の一部。一問ではあまりアテにならないし、このタイプの分析方法は裏をかくことが可能なため、他の分析方法と合わせて用いるのが普通なのです。
それが作業検査法や投影法と呼ばれるものです。
作業検査法はクレペリン検査が有名で、1桁の数字の足し算を繰り返させてその作業効率から飽き具合やパターンを見つけるもの。
投影法はロールシャッハテストが有名で、左右対称の無意味な模様を見せて「何に見えるか」を答えさせ、連想したものや反応時間から心の深い部分までを探ろうとするものです。
これらは判断する側によっても結果が多少違ってくるため、完璧に「演じる」ことは困難となっているからです。
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