ゲリラとテロの違い
日本人の中には、ゲリラとテロを似たような破壊活動と捉えている人が多いのではないでしょうか。昨今はっきりと区別するのが難しい事例も出てきているようですが、本来は全然違うものなのです。
ゲリラはスペイン語で小さな戦争という意味。
敵の後方や敵の中に潜み奇襲攻撃を仕掛ける戦術や部隊のことを指します。正規の軍を補佐する不正規軍や、民衆が団結して作った軍隊による「戦争」の一形態で、戦争法の適用を受けます。
一方でテロはドイツ語のテロル、英語のテラーで恐怖という意味。
殺戮や破壊行為による脅迫や警告によって政治目的を達成すること(テロリズム)を良しとするもの。
テロ行為はそれぞれの国の刑法によって裁かれます。