ケンタッキー・フライドチキンの店頭に立っている像は、もちろん創業者のカーネル・サンダースです。本名はハーランド・サンダース。カーネルは名誉称号にあたります。

彼が60才の時の姿を再現したもので、少し小さいながら、ほぼ等身大という事です。衣装は店舗ごとに変えることもあるそうですが、基本は白いスーツを着ています。

なぜ白いスーツなのか。

アメリカで世界初のフランチャイズ展開により評判となっていたある冬の日、サンダースは突然のテレビ出演を依頼されました。ところが冬物のスーツはシワだらけ。仕方なく夏物の真っ白なスーツを着て出演したところ意外にウケたため、以後彼のトレードマークとなったそうです。

店頭の立像はもともとカナダのある店がイベント用に作ったもので、これを見た日本の幹部がアイデアを持ち帰り、日本中の店頭に設置しました。

サンダースが来日した際にはこの立像とともに日本の経営方針に感心したと言われています。ちなみに立像の眼鏡は、度数3.25の本物の老眼鏡だそうです。