手品(マジックショー)で使われるあの曲

チャラララララーン♪、チャラララララーララー♪

手品が始まると流れてくるメロディー。テレビでも定番のBGMとして使われるので馴染みのある人も多いですよね。しかし、その曲名を言える人は少ないと思います。

あの音楽は、ポールモーリアの「オリーブの首飾り」という曲名で、初代・引田天功がよく使ったことから有名になり、手品の音楽として定着していったといわれています。

今では手品のBGMと言えば真っ先にあの曲を想像してしまいますが、他にもマジックショーで使われている曲は沢山あります。

まず日本人で聞き覚えのある曲と言えば、The Art of Noise の「legs」です。Mr.マリックの曲と言えば通じるでしょうか。1986年にリリースされたセカンドアルバムに収録されています。

次に、Scott Joplinの「The Entertainer」が挙げられます。1902年の作品です。ピアノ主体の軽妙なメロディーで、ディズニーが使用したり、映画のテーマ曲にもなったので、聞けば一発で分かるサウンドです。

続いて、Cirque Du Soleilの「Éclipse」。これもマジック界で一時期流行りました。緊張感のあるイントロから始まり、次に何が起こるんだろうとワクワクさせる展開です。それもそのはず。アーティスト名をよく読み返してみてください。シルク・ド・ソレイユと聞けば、そういうことかと納得することでしょう。

他にも、Harold Faltermeyerの「Axel F」という曲も使われました。ビバリーヒルズ・コップの曲と言えば頭に流れるはずです。

このように手品(いわゆるマジックショー)によって、日本人の耳に浸透した曲には興味深いルーツや元ネタがあるのでした。