皮膚の重さは体重の何%か

指でつまんで皮膚を持ち上げてみてください。その中で、どこまでが皮膚でどこからが肉か分かりますか?

私たちが触れられる表皮は厚さが平均約0.2ミリと、とても薄い膜のようなものです。そのため、人の体重のうち全身の皮膚の重さが占める割合は、そうたいしたものではないだろうと考えられます。

しかし、意外と皮膚は重く、大人になるとその大きさは畳1枚分の面積にもなり、重さは体全体で4キロほどです。そのため、体重60kgの人の皮膚の重さは、全体の8%程度の割合になります。

皮膚は、表皮、真皮、皮下組織から成り立ち、一般に皮膚と呼ばれるのは、上から表皮、真皮と言われる部分です。

表皮は、28日で新陳代謝をして、古くなるとアカになってはげ落ち、すぐに新しいものが出来ます。皮膚の厚さは場所によって異なりますが、だいたい皮下脂肪組織を除いて1.5〜4ミリとなっています。

手で触れられる部分から1.5〜4ミリも下まで皮膚だと言われると、意外と厚みがあると感じませんか?

皮膚はとても大切なもので、火傷で半分近くの皮膚を失うと命を落とす危険すらあります。全体の8%程度の重み、侮れませんね。