公衆電話にも電話番号がある?
携帯電話が普及する前は、街中に公衆電話がありました。
昔の刑事ドラマや映画などで、犯人から公衆電話に電話がかかってくるシーンを見たことはありませんか?
基本的に公衆電話は別の場所へ電話をかけるために使います。しかし、公衆電話一台一台にもちゃんと電話番号があり、着信できるようになっているのです。
そのため、ごくまれに突然ベルが鳴り出してしまうこともあるとか。ほとんどの場合は間違い電話だそうです。「間違い」を言い訳にしたイタズラ電話かもしれませんが。
なぜ公衆電話に電話番号があるのかというと、電話が正常に動くかどうかの試験をするためだそうです。そのため、NTTが管理している緑の公衆電話の番号などは、本体に番号が記されていたり公開されているものではないのです。
悪用を防ぐ為には当然ですよね。だからこそ、その秘密めいた番号を知りたいと思う人は当然いました。その中で、漏洩したものや何らかの手段で入手した番号が広まり、イタズラに使われたというわけです。
しかし、様々な体験談を聞くと、本来の使われ方に遭遇した人も多いようです。
例えば、偶然通りかかった公衆電話が鳴ったので出てみると「たった今そちらで電話局にかけた人はいますか?」と聞かれたそうです。あるいは、緊急の祭に110番通報すると、いちど切って折り返しかかってくるのを待つ場合もあるそうです。
というわけで、公衆電話にも着信用の番号があるという雑学でした。