「夜なべ」の意味

「母さんが夜なべをして、てぶくろ編んでくれた♪」という童謡があります。

この「夜なべ」とは、今で言えば深夜残業の事で、漢字では「夜鍋」と書きます。

それでは、なぜこのような表現になったのでしょうか?

昼間のうちに出来なかったり終らなかった仕事を、夜遅くまで取り掛かっていると誰でもお腹が空きますよね。

そんな時、昔は夜食に簡単な鍋を煮て、食べてからまた仕事を続けていたそうです。

そこから「夜鍋」という言葉ができて、夜鍋を食べて仕事をする「夜なべ仕事」という言葉が生まれたのです。

今ではこの「夜鍋」も、カップラーメンに変わってしまいました。

夜ふかしをしていると、無性に濃い味の料理を食べたくなりますよね。そんな時、鍋を選んでみるのも悪くないのでは?