戦闘機による亡命
亡命とは、政治上の問題で本国を脱出して他国に身を寄せることとあります。
一時期、某国における亡命問題が大きく取り上げられた事がありました。
その時注目された亡命問題は、領事館内は治外法権で、その国の法は適応されないにも関わらず、勝手に進入しその国の法を行使しようとしたことによるものでした。
亡命は、領事館に突入するばかりではありません。時には戦闘機による亡命もありうるのです。しかし、戦闘機による亡命は、攻撃や諜報活動の可能性もあります。このように、戦闘機にのって亡命を訴えた場合、何を根拠に亡命と判断するのでしょうか。
実は、亡命目的の場合、つまり攻撃の意志がないことを示すにはある合図をする事となっています。その合図とは、翼を左右に数回傾けることです。
もし、この合図がなく飛び続けているとしたら、領空侵犯となってしまいます。その場合は、まず、無線で領空侵犯していることを通告します。それに従わない場合、警告後に威嚇射撃を行います。それでも従わない場合は、撃墜ということになってしまいます。
しかし、日本の場合はその限りではないといいます。日本人の中で亡命したいと思ったことがある人はいるでしょうか。日本は景気が悪いから、他の景気の国へ行きたいと思ったことはあっても、真剣に考えた人は少ないでしょう。
これでは亡命にはなりません。私たち日本人は、かなり恵まれていると思わなくてはいけないのかもしれませんね。
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