モグラと太陽の関係

モグラは太陽の光にあたると死んでしまいます。

普段は、太陽の光の当たらない地下道で生活している生物なので、光には弱く、直射日光にあたると刺激が強すぎて死んでしまう、確かにそんな気がします。

ところが、「ガラス管に入れたモグラを日光に当てても何の反応も示さなかった」という実験報告があります。

これは、モグラが体を何かで包まれていれば安心しているため、ガラス管がその役割を果たし延命したのではないか、と言えそうです。

それでは、何にも入れずに直接日光に当てた場合、どうなるのでしょうか。

曇りの日で1時間、晴れの日で15分、それ以上日光に当てると泡を吹いて死んでしまいます。

ただし、これは太陽の光に当たったために死んだのではなく、光の熱さで体温が上昇したことが原因で死んでしまうのです。

モグラに限らず地下生活の動物は、大抵この要因で死んでしまうようです。つまり、モグラが特に光に弱いわけではなく、別の原因が結果に関わっていたのですね。