ヤッホーの歴史

山に登ったら遠くに向かって「ヤッホー」と叫ぶ――そうすると、山びこで声が返ってくる。

ヤッホーというのは、ヨーデルで人に呼びかける時の音の表現法に由来すると言われていますが、山の上でのヤッホー(yo-ho)には、こんな話があります。

昔、あるドイツのキリスト教宣教師が高い山に登りました。辛い思いをしてようやく着いた頂上でふと周りを見ると素晴らしい景色。感動して思わず神様の名を叫んだ。「ヤハウェ!」と。

ヘブライ語の旧約聖書に出てくる神の名の読み方のひとつです。これを真似ているうちに「ヤッホー」になった、と言う逸話です。

ちなみにヤッホーと誤読されていた検索ポータルサイトの「Yahoo!(ヤフー)」は、「Yet Another Hierarchical Officious Oracle(便利な多階層のデータベースみたいな意味)」の略という説があります。

開発者のデビッド・ファイロとジェリー・ヤンによると、これはガリバー冒険記に出てくる登場人物の名前で、自分達を同じような「ならず者」だと思っていたからと主張しているんだそうです。