日本の海はなぜ磯くさいのか
堤防や船乗り場、海岸に近づくと、海の独特なにおいを感じたことはありませんか?
その磯くささは、プランクトンや海藻といった有機物が死後分解したにおいです。つまり、日本の海にはプランクトンがたくさん棲んでいると言う事になります。プランクトンの棲みやすい条件が整っているんですね。
黒潮や親潮といった強力な流れが、プランクトンの発生に必要な「栄養塩」を日本の周りの海にまんべんなく行き渡らせているためで、エーゲ海などの澄んだ海は栄養塩が少なく、それを生かす強い海流もないため、磯くささとは無縁なようです。