涙と鼻水の関係
悲しい時には涙が出ます。
涙が出るのは何も悲しくて泣く時ばかりではなくて、あくびをした時にも、目が痛い時も涙は出ます。それ以外にも、人間の目は眼球を異物などから守るために絶えず涙を流しています。
ところが、いろいろある中でも「泣く時」の涙と一緒になぜか鼻水が出ますよね。
これは一体どうしてなんでしょうか。
涙はまぶたの上外側にある涙腺から分泌されます。悲しい時に涙が溢れ出すのは、自律神経が働いて、涙腺に刺激を与えるためです。
泣くと涙と一緒に鼻水が出るのは目と鼻がつながっているからなんです。普通の状態では、涙腺から分泌された涙は、そのうちの10〜25%は蒸発し、残りは鼻に排出されるのです。
目の鼻側には目から鼻に通じる細い管があり、これを鼻涙管といいます。涙腺から分泌された涙はここを通過してる間に通常は乾いてしまいます。
ところが、悲しい時に出る涙は量が多いので、目から溢れるとともに、鼻涙管にもたくさん流れ込み、いっぱいになってしまうと乾ききらなくなる。これが鼻水としてそのまま流れ出すのです。