カールの歴史
1968年――
「一年中おいしく食べられるお菓子はないか」という発想から生まれたカールですが、最初はふっくら膨らまず、短いきしめんのような形にしかならなかったそうです。さまざま試行錯誤の末に今の形を実現したそうな。チーズ、チキンスープの2種類で発売するも、意外に苦戦。そこで翌年、1袋の量を100gから70gに、値段を70円から50円にするとこれが大ヒットしました。
1988年――
アルミ装着フィルムが採用され、パッケージに大きな進化が見られた年です。中身が見えるビニールパッケージでしたが、これだと光を通して製品が酸化することがあったので、アルミ装着フィルムで酸化を防ぎ、おいしさを長く保つのが狙いでした。ちなみに、カールおじさんがパッケージにはじめて登場したのはこの前年というから、意外に遅い印象ですね。
1996年――
消費者の嗜好や時代に合わせて、微妙にコーンの配合やフレーバーを変更してきたカール。この年からコーングリッツに加えて少し甘めのスイートコーンを使用し、風味とおいしさをアップさせたとか。CMにも大きな変化がありました。カールおじさんのイメージが強すぎるため、人気タレントを使った実写CMによって、新しいカールのイメージをアピールしたそうです。
2006年――
1998年に30周年を迎え、再びカールおじさんが再登場。キャラクターブームの波に乗り、昔からのファンに加えて、子供たちにも幅広く浸透していきました。また、規格変更によって品質がグレードアップし、よりサクサクの食感となりました。日本初のスナック菓子は、21世紀を迎えた今もカールおじさんとともに愛され続けています。
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