世界の七不思議その1 ギザの大ピラミッド

世界最古の七不思議のうち、現存する唯一の建造物はピラミッドです。

世界で一番高いピラミッドは、古代エジプトの第4王朝を統治したクフ王によってギザに築かれました。

ギザのピラミッドは勾配51度52分、底辺は各辺230m、高さ146mに達します。

各辺は完全な東西南北に面し、四つの角は直角をなしています。それを構成する石の大きさは、高さ1m、幅2m、重さは平均2.5トン。これを底辺から天辺まで210段に積み上げ、全体で230万〜250万個を要し、総計すると685トンになるそうです。

これほど巨大な建造物を、どうやって構築したのでしょうか。正確な角度や方角をどのように保ちながら建設したのか、詳細は不明であり、また何のための建造物なのかも不確かなままです。

現代の土木機械を大量に投入してもなお多大な労力を要するものを、20〜30年で古代人が出来たとは思えません。ましてや現代の試算で見ても、200万個の石を1分に1個ずつ積まねばならないのだから、計算がおかしいことになります。

そのため、古代には超文明があったとか、宇宙人によって造られたという説が多く出回っています。しかし、その根拠も見つかっていません。

最新技術のロボットやドローンを使う調査も引き続き行われているようです。全てが終わり、仮説を脱する日が来るのでしょうか。