プロゴルファー猿の取り消された合格
藤子不二雄Aによるゴルフ漫画「プロゴルファー猿」の主人公の猿は、プロテストを受けて合格しましたが、他のテスト生からのクレームにより合格を取り消されてしまいました。
著者の代表作でもあるプロゴルファー猿の主人公。原作マンガのラストで猿はプロテストに挑戦します。テスト最終日はすさまじい暴風雨でしたが、協議の結果テストは決行されます。合格の規定ラインは6オーバー以内であるが、悪天候のために合格ラインをオーバーするものが続出します。そんな中、猿だけが4オーバーでホールアウト。唯一の合格者となったところで物語は終了しました。
それから約20年後の話を描いた「サル」(ビッグコミックにて99年から連載)にて、その時のいきさつが語られました。
物語は一人の女性記者がアメリカにやってきたところから始まります。彼女の話だと、猿はプロテスト合格後に突然消息を絶ったらしいのです。
それから20年、アメリカのあるツアーに出ているという情報を聞きアメリカにやってきました。そしてついに猿と対面。
猿から当時のことを聞かされました。トータルで4オーバーを叩いたがトップで合格した。しかし、他のテスト生から当日の気候条件が厳しすぎるとクレームがついた。そして協議の結果、プロテストのやり直しが決定し、猿の合格も無効になってしまったのだそうです。
そのため、猿は再びプロテストを受ける気力を失い、日本を離れたのです。