初代マクドナルドのキャラクター

マクドナルドの初代キャラクターは、コック帽を頭に乗せた擬人化のハンバーガー、スピーディー(SpeeDee)でした。

いかにもハンバーガーショップにありそうなマスコット的なデザインですが、どうして今のドナルドにその座を奪われてしまったのでしょうか。

1960年代、当時ウイラード・スコット氏演じる道化師の〝ボゾ〟が、アメリカで人気でした。そこに目をつけたマクドナルドのフランチャイズ権を持つ人物が、彼にスポンサーを持ちかけます。

そして世界初のマクドナルドのテレビCMが打たれました。初代ロナルド・マクドナルドのデザインは今とは違うものの、ウイラード氏の特色を生かしてピエロが登場します。

その姿は、ミルクセーキ、ハンバーガー、フレンチフライが置かれているトレーを頭に乗せて、鼻に紙コップをかぶせたインパクトのあるもの。しかも衣装はウィラード氏の手作りだと言います。

CMはたちまち人気となり、映画化までされました。

そして今のドナルドが誕生したのです。