ゴキブリの生命力

日本では昔から忌み嫌われ、御器嚙(ごきかぶり)が名前の由来となっているゴキブリ。

3億年以上前から存在する「生きた化石」とも呼ばれ、汚い場所でもしぶとく生きているその生命力は、ゴキブリ並みの生命力という表現があるほどです。

生命力の原因の1つはその雑食性。

日本の人家に多いチャバネ、クロゴキブリの場合、人間が食べるものはもちろんですが、他の動物の死骸、ノミやダニ、人間のフケやアカ、風呂の石鹸や湯垢、木製家具、建材、さらには共食いまでします。

家からゴキブリのエサを取り除くことはほぼ不可能で、仮にエサが無いとしても水があれば1ヶ月以上は生きられる程の生命力。

そしてゴキブリは自らの体内で抗菌物質を作ることができます。体の表面に油のように膜が張るため、バイ菌には強く、汚い環境でもゴキブリ自身は清潔なのだとか。

一方でゴキブリの行動は病原菌を運ぶため、人間にとっては不衛生で病気の原因にもなります。

厄介ですね。