鶏肉屋の業界用語まとめ一覧

鶏肉に関する世界で使われている業界用語・専門用語の一部を紹介します。時代とともに変化していったものや、現在では使われなくなってしまった言葉も含まれますが、一種の雑学としてお楽しみください。

あ〜お行

アンセリン
マグロ・カツオなどの回遊魚の筋肉中に多く含まれる物質。
育雛(いくすう)
ヒヨコを産卵直前まで鶏舎で飼育すること。
インテグレター
鶏肉の生産から販売までを一貫して当社で管理しているということ。
ウィンドレス
換気のために換気扇などで機械的に環境を調整した鶏舎。
えづけしりょう
鶏用ベビーフードのようなもの。
おおびな
孵化後10週令(70日齢)を超えたニワトリのこと。

か〜こ行

家禽(かきん)
その肉・卵・羽毛などを利用するために飼育する鳥の総称のこと。
カルノシン
アンセリンと似たような構造の抗酸化物質で、ガン・糖尿病・高血圧・白内障の予防、疲労緩和の効果が期待され、注目を集めている物質。
空舎(くうしゃ)
鶏舎に鶏がいない状態。またその期間。
グレーディング
1羽づつ体重を量り、群の20%小さい鶏を拾うこと。
後期飼料(こうきしりょう)
体重を大きくするため、カロリーを高めに設定した餌。
コクシバック
コクシジュウム症をコントロールする手法。
コッブ種
アメリカのコッブバントレス社で育種改良された肉用鶏。
コンポスト工場
生ゴミ及び畜糞等の有機性廃棄物から堆肥化施設のこと。

さ〜そ行

仕上げ飼料(しあげしりょう)
抗生物質、合成抗菌剤が添加されていない餌。
種鶏(しゅけい)
ブロイラー(肉用鶏)やレイヤー(採卵鶏)の親となる鶏。前者よりも育成日数をかけて飼育され、食肉として出荷される。
成型肉(せいけいにく)
肉片や脂身をリテーナーと言われる型枠に入れて形を整え、結着加工させたもの。
成鶏(せいけい)
産卵するまでに成長した鶏。主に採卵期間を終えて鶏舎から出される雌鶏に対して使う。
セミウィンドレス
開放鶏舎とウィンドレス鶏舎の両方のメリットを採用した環境調整鶏舎。
前期飼料(ぜんきしりょう)
餌付け飼料の次に鶏が食べる餌。
そびな
孵卵場で生まれたばかりのヒヨコのこと。

た〜と行

耐性菌(たいせいきん)
抗生物質が効かなくなった細菌のこと。
大雛(だいすう)
孵化後、70日~140日齢までの鶏。
チャンキー種
イギリスのAviagen社で育種改良された鶏。
中雛(ちゅうすう)
孵化後、28日~70日齢までの鶏。
デビーク
雛の嘴を3分の1カットすること。
屠体(とたい)
放血、脱毛処理された鶏のこと。
トレースバック
消費者から生産、加工、流通の各段階の情報を遡って知ることができること。

な〜の行

日増(にちぞう)
1日あたりでどのくらい鶏の体重が増えたかを表す数字。
入雛(にゅうすう)
養鶏場に新たなヒヨコを導入すること。

は〜ほ行

不可食(ふかしょく)
食用に適さない内臓類のこと。
副品目(ふくひんもく)
主品目以外のもので二次品目を除いたもの。もも肉、むね肉、手羽もと、手羽さき以外の部位。
歩留まり(ぶどまり)
生鳥体重から食用となる部位の肉の占める割合。
ブロイラー
国内で流通する肉用鶏の中で、最も主流の品種。
ポジティブリスト
食品に一定量以上の農薬、飼料添加物、動物医薬品が残留しているものは販売を禁止する法律。

ま〜も行

無精卵(むせいらん)
雌鶏が高配せずに産卵した受精していない卵。
銘柄鶏(めいがらどり)
飼料や環境などを工夫して味や風味など改良した鶏。

や〜よ行

養鶏(ようけい)
肉や卵を得るために鶏を飼養すること。
要求率(ようきゅうりつ)
鶏の体重を1kg増やすのに必要な餌の量を表した数字。
幼雛(ようすう)
孵化後、1日~28日齢までの鶏。

ら〜ろ行

レイヤー
採卵鶏と言われ、卵を産むことを目的に育種改良された鶏。

わ〜ん行

若鶏(わかどり)
5ヶ月令未満の若い鶏のこと。
ワクチン
孵化場で孵化したばかりのヒヨコに1羽1羽注射している。