ラーメン二郎の業界用語まとめ一覧
ラーメン二郎に関する業界用語・専門用語の一部を紹介します。時代とともに変化していったものや、現在では使われなくなってしまった言葉も含まれますが、一種の雑学としてお楽しみください。
あ〜お行
- アブラ
- 豚の背脂。トッピングのひとつ。デフォルトでも入っているが、更に足したい場合に「アブラ」「アブラマシ」などとコールする。
- 亜流(ありゅう)
- 二郎ではないが「二郎っぽい」店のこと。「インスパイア系」とも言われる。
- 池二(いけじ)
- ラーメン二郎池袋店のこと。
- インスパイア
- 二郎ではないが、「二郎っぽい」ラーメンのこと。そのようなラーメンを出す店を「インスパイア系」と言う。
- 荻窪(おぎくぼ)
- ラーメン二郎荻窪店のこと。
- オーション
- 麺の基になる小麦粉のこと。二郎では強力粉を使用している。
- 大きさ
- ラーメンのサイズのこと。基本的には「小」と「大」がある。小で普通のラーメンの2倍ほどの量があるため、慣れないうちは「小」を頼むこと。
か〜こ行
- 鏡(かがみ)
- 二郎各店にある鏡のこと。鏡の下の方に三田本店からの寄贈であることが書かれている。
- カタメ
- コールの一種。麺の茹で時間を減らしてもらう。行く店によって通常の麺の固さが違うので、調べてからコールした方が良い。
- カネシ
- ラーメン二郎が使用しているラーメン二郎専用の醤油。正確には「しょうゆ風調味料」。
- 神豚(かみぶた)
- 極上のチャーシューのこと。
- カラメ
- トッピングの一種。カネシを追加することにより、濃い目の味になる。「カラメ」とコールする。
- 吉祥寺系
- ラーメン生郎のこと。旧ラーメン二郎吉祥寺店。
- 逆ロット崩し
- 食べるのが遅くてロットを乱すことを「ロット崩し」と言うが、その逆に食べるのが早過ぎて流れを崩してしまうこと。特にそのようなルールがあるわけではなく、半分ネタである。
- ギルティ
- ネット掲示板などでジロリアンが使うスラングの一種。客側の過失により、店や他の客に迷惑を掛ける行為をした者に対して用いられる言葉。例えば「マシマシコールしといて食べ残す」、「トイレに立ってロットを乱す」など。基本的に二郎コピペなどで見られる内容はネタの要素が強いので、真に受け過ぎてはいけない。
- グルエース
- うま味調味料の一種。
- 撃沈(げきちん)
- 食べ切れなくてギブアップすること。「マシ」コールで撃沈は恥とされる。
- 券売機(けんばいき)
- 二郎では事前に券売機で食券を買う。
- コール
- ラーメンを自分の好みに合わせてカスタマイズするための注文のこと。コールには並んでるときに聞かれる大小コールと、供される直前に聞かれるトッピングコールの二種類がある。トッピングは基本的にニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメで、その分量を決める。店員が「ニンニク入れますか?」や「トッピングどうしますか?」と聞いてきたタイミングで答えれば良い。店によって若干の違いがあるため、先客の注文をよく観察すること。
▼コールの例
「ヤサイマシニンニクスクナメ」野菜の量を増やしてニンニクを少し投入
「ニンニクヤサイマシアブラマシマシ」ニンニク投入、野菜増量、背脂を多めに追加
「ゼンマシ」無難な選択肢
「ゼンブマシマシ」すごいことになる
- コールタイム
- コールを受け付ける適切なタイミング。基本的には厨房から店員が「ニンニク入れますか?」や「トッピングどうしますか?」と声を掛けてくる。
- コガジ
- ラーメン二郎新小金井街道店のこと。
さ〜そ行
- 社訓(しゃくん)
- 二郎本店に掲げられている有名な社訓。
一、清く正しく美しく、散歩に読書にニコニコ貯金、週末は釣り、ゴルフ、写経
二、世のため人のため社会のため
三、Love & Peace & Togetherness
四、ごめんなさい、ひとこと言えるその勇気
五、味の乱れは心の乱れ、心の乱れは家庭の乱れ、家庭の乱れは社会の乱れ、社会の乱れは国の乱れ、国の乱れは宇宙の乱れ
六、ニンニク入れますか?
- 修行(しゅぎょう)
- ラーメン次郎を食べ歩くこと。または店舗で助手として働くこと。
- 呪文(じゅもん)
- コールで唱えるためのスラングのこと。「ニンニク入れますか?」や「トッピングどうしますか?」と聞かれた際に、自分の要望を言うと、好みのカスタマイズができる。
- 巡礼(じゅんれい)
- 各地のラーメン次郎を食べ歩くこと。
- 醤二郎(しょうじろう)
- 醤油系の味が強いラーメン二郎のこと。三田店、目黒店、荻窪店、府中店など。
- 助手(じょしゅ)
- 各店にいるバイトのこと。各店で修行した後に三田本店で修行すると、自分の支店を持ち独立することができる。
- 食券(しょっけん)
- 二郎では事前に券売機で食券を買う。
- 汁なし
- 一部の店舗で実施しているメニュー。
- 二郎インスパイア
- ラーメン二郎とは関係ないが、二郎っぽいラーメンを出す店のこと。
- 二郎系(じろうけい)
- ラーメン二郎の流れを汲んだ店のこと。ラーメン二郎で修行した人が開いた店など。
- 26day(ジローデー)
- 一部の店舗で、毎月26日を「26day」として、限定トッピングのサービスなどが受けられる。
- 二郎原理主義者(じろうげんりしゅぎしゃ)
- 三田本店を崇拝し、他の店舗を認めない人のこと。ややゆるい括りでは、「ラーメン二郎」という屋号であれば認めるという人になる。
- ジロリアン
- ラーメン二郎系の熱狂的なファンのこと。良い意味で二郎の中毒者。
- スクナメ
- コールの一種。トッピングの量を減らしたい場合に言う。「ニンニクスクナメ」「ヤサイスクナメ」など。
- スモジ
- 相撲二郎の略で、ラーメン二郎相模大野駅前店のこと。相模(さがみ)が相撲(すもう)に見えることから、あるいは店主が元相撲取りであることから、と言われている。
- 聖地(せいち)
- ラーメン二郎三田本店のこと。
- セカンド
- セカンドロットのこと。開店1発目のロットを「ファースト」。開店から2番目に出されるロットを「セカンド」と呼ぶ。
- 全マシ(ぜんまし)
- コールの一種。トッピングを全て増量するときに言う。「麺カタメ全マシ」など。
- 総帥(そうすい)
- ラーメン二郎の創業者で三田本店店主の山田拓美氏のこと。
- ソノママ
- コールの一種。にんにくを入れずに、トッピングの量を全部普通にする場合に言う。
た〜と行
- ダブル
- コールの一種。トッピングの増量を二倍にするときの言い方。対応していない店もあるので確認が必要。「ニンニクダブル」「ヤサイダブル」など。「マシマシ」と言う場合もある。
- 多摩系(たまけい)
- 多摩地区に多い二郎をグループ分けした呼び方。
- 着丼(ちゃくどん)
- ラーメンが完成し、テーブルに運ばれてくること。
- チョモランマ
- コールの一種。トッピングを「マシマシ以上」にする場合に言う。対応していない店もあるので確認が必要。コールするのに勇気がいる。食べきる覚悟がある場合にだけ使うこと。
- デフォルト
- 初期状態のラーメンのこと。初めての人は麺=小のデフォルトで食べることをお勧めする。「デフォ」と略すこともある。
- 天地返し(てんちがえし)
- 二郎を食べるときに使う技。どんぶりの底にある麺を引き上げ、ヤサイの上に乗せること。麺を冷まして食べやすくすること、麺が伸びないこと、汁をヤサイに付けて食べやすくすること、などのメリットがある。
- トッピング
- ラーメンに付属している要素。ニンニク、ヤサイ、アブラ、醤油ダレ、唐辛子(一部)など。コールによって増量したり減らしたりできる。
- 大二郎(だいじろう)
- ラーメン二郎小滝橋通り店で提供される特盛メニュー。または、二郎インスパイア系の店名。
な〜の行
- 鍋(なべ)
- 三田本店で慶応義塾大学生向けに提供される裏メニュー。裏口から鍋を持った学生に販売される。
- 生郎(なまろう)
- 元吉祥寺店が独立したもの。「二郎」の二の字にいたずらされて「生」になったものをそのまま店名にしてしまったらしい。
- 乳二郎(にゅうじろう)
- 乳化が強くコクのあるスープを提供するラーメン二郎。八王子野猿街道、歌舞伎町、相模大野駅前、池袋など。
- 二郎駅(にろうえき)
- 兵庫県神戸市北区にある神戸電鉄の駅名。名前が同じというだけで、特に所縁はない。
- ニンニク
- トッピングのひとつ。生ニンニクを刻んだもの。「ニンニクマシ」などとコールすると増量できる。
- ニンニク入れますか?
- 店員が客に対して聞いてくるフレーズ。また、社訓のひとつ。
は〜ほ行
- 背後霊(はいごれい)
- 店内で並んでいる人のこと。自分が食べている背中の真後ろにつっ立っている人のことをこう呼ぶ。
- ファースト
- ファーストロットのこと。開店1発目のロットにありついた場合の表現。
- フィニッシュ・ムーブ
- 完食後の一連の動作。食べ終わったらカウンターにドンブリとコップを上げ、テーブルを拭き、ごちそうさんです、と言って店を出る。
- フーズ系
- ジローフードシステムが経営している旧ラーメン二郎のこと。途中まで「二郎」を名乗っていたが、2003年に「ラーメン二郎」が商標登録されたため、一部許可された店舗以外は屋号を変えることとなった。虎ノ門店・神田店・新橋店など。
- ぶた
- チャーシューのこと。
- フライングコール
- 適切なコールタイムより前にコールしてしまうこと。
- 富士丸(ふじまる)
- 二郎旧赤羽店を中心とするグループ。「赤羽系」とも呼ばれる。
- ブレ
- 味の振れ幅のこと。同じ店でも訪問する日によって味や印象が違うことがある。
- ホーム
- 良く行く店舗のこと。
- ポール・シャッター
- 開店前から最前列に並んでいる人のこと。また、一番乗りの状態。
- 堀切系(ほりきりけい)
- 旧ラーメン二郎堀切店、蒲田店を中心にした店舗のこと。ラーメン大堀切店、蒲田店、西荻店。
ま〜も行
- マシ
- コールの一種。トッピングを増量するときの言い方。「ニンニクマシ」「ヤサイマシ」など。
- マシマシ
- コールの一種。トッピングの増量を二倍にするときの言い方。対応していない店もあるので確認が必要。「ニンニクマシマシ」「ヤサイマシマシ」など。「ダブル」と言う場合もある。
- マルジ
- ラーメン富士丸(○二郎)のこと。亜流。
- 丸新系(マルシンケイ)
- 丸新フーズが経営しているラーメン二郎のこと。池袋店、歌舞伎町店。
- 武蔵小杉店(ムサシコスギテン)
- 旧二郎武蔵小杉店。2010年末に「二郎」の看板を外し「526(こじろう)武蔵小杉店」になった。
- メグ二郎(メグジロウ)
- 二郎目黒店。「メグジ」とも呼ばれる。
- め二郎(メジロウ)
- ラーメン二郎めじろ台法政大学前店のこと。
- 麺(めん)
- 二郎の麺は極太縮れ麺。比較的歯ごたえがある。直系店は、原則として自家製麺の使用を義務付けられているという。
- 麺バー(メンバー)
- 同ロットのラーメンを食べることになった人のこと。どちらが早く食べ終わるか競争する者もいる。
や〜よ行
- ヤサイ
- トッピングの一種。素材は「もやし」と「きゃべつ」である。「ヤサイマシ」「ヤサイマシマシ」などで増量できる。
- 山田拓美(やまだたくみ)
- ラーメン二郎の創業者。「総帥」「おやじ」などの愛称で慕われている。
ら〜ろ行
- 臨休(りんきゅう)
- 臨時休業。個人営業の二郎は急に休むことがあるので、事前のチェックを欠かしてはならない。
- 連席(れんせき)
- 席を隣同士にしてもらうこと。基本的にはお店の指示に従うこと。
- ロット
- ラーメンを一度に調理する行程のこと。1回にまとめて茹でる数が5杯分の場合、1ロット5杯となる。二郎では、麺茹でに時間がかかるため、カウンターに着席する前に、次のロットの調理を開始している。食べ終わるのが遅すぎると出来上がった分が無駄になってしまうことがある。そのため、いかにロットを崩さずに回すかが常連になってからの矜持。
- ロット乱し(ロットみだし)
- 食べるのが遅かったりして、ロットの回転を崩す者のこと。普通に食べている分には問題にならないが、喋っていたり身の丈に合わない注文をした者が起こすとひんしゅくを買う。