看護師(ナース)の業界用語まとめ一覧
看護師(ナース)の世界で使われている業界用語・専門用語の一部を紹介します。時代とともに変化していったものや、現在では使われなくなってしまった言葉も含まれますが、一種の雑学としてお楽しみください。
あ〜お行
- アッペ
- 盲腸
- アポる
- 脳卒中で倒れることを指す俗語。
- アウス
- 人工妊娠中絶。
- 明け
- 夜勤が終了すること。
- アナムネ
- 患者本人やその関係者から入院までの経過を聞くこと。
- アドミッション
- 入院。
- アレスト
- モニター心電図が一直線になっている状態。
- 入り
- 深夜勤務に入ること。
- 陰洗(いんせん)
- 自身では入浴や身体の洗浄ができない患者の陰部の洗浄を行うこと。
- ADL
- 日常生活動作(Activities of daily living)の略。
- エッセン
- 食事のこと。
- オペ
- 手術のこと。
- オーベン
- 上級医師の俗称。
- オンコール
- 手術室や検査室から患者の呼び出しがかかること。
か〜こ行
- カイザー
- 「帝王」、つまり帝王切開のこと。
- カマ
- 下剤。
- カリョウ
- 抗ガン剤による化学療法のこと。
- ギネ
- 婦人科。
- クラーク
- 医療事務。
- グリカン
- グリセリン浣腸。
- グル音
- 腸の蠕動運動の音。
- コアグラ
- 排液や尿に血塊が混ざっている状態。
- コート
- 便。「Kot」と記載する。
- コンプライアンス
- 医療者の指示に従うこと。
さ〜そ行
- サクション
- 吸引、主に患者の痰を引くことを指す。
- サマリー
- 患者の転院時、先方に宛てて患者の状態を記した文書。
- 三活
- 点滴ルートの途中に置き、そこから薬剤を注入する為の小さな器具。三方活栓。
- シバリング
- 悪寒。
- 常食
- 普通食。
- 心マ
- 心臓マッサージ。
- ステート
- 聴診器。
- ステルベン
- 死亡(ステる)。
- ストマ
- 人工肛門。
- 挿管(そうかん)
- 呼吸確保のため、気管内に管を挿入・留置すること。
た〜と行
- タキる
- 頻脈(ひんみゃく)のこと。
- ターミネーション
- 産科的早産。
- ツッカー
- ブドウ糖。
- ディスポ
- 使い捨て。
- ディメンツ
- 痴呆。
- 摘便(てきべん)
- 手袋をした指を直腸に入れて便を掻き出すこと。
- デルマ
- 皮膚科。
- トンボ
- 点滴に用いられる翼状針。
な〜の行
- ナースキャップ
- 女性の看護師が頭につけている帽子。教会に付属している病院のシスターが身につけていたことから伝統となり、「白衣の天使」の象徴ともいえるアイテムになった。しかし、現代では廃止の方向で話が進んでいる。
- ナチュラル・コース
- 自然死。
- ネラトンカテーテル
- 主に導尿時に用いられる管。
は〜ほ行
- ハイドロ
- 水のこと。
- ハイパーテンション
- 高血圧。
- プラセボ
- 本物の薬と見分けがつかない偽薬のこと。有効成分が入っておらず、臨床試験に使用される。
- プシ
- 精神を病んでいる人。
- ヘパセイ
- ヘパリン加生理食塩水。
- ヘモ
- 痔核のこと。
- ヘルツ
- 心臓のこと。ドイツ語の「herz」に由来する。
- ポリクリ
- 臨床実習のこと。ポリクリニックの略。
ま〜も行
- マッキントッシュ
- 喉頭鏡のこと。
- マンマ
- 乳癌のこと。「Mammary Cancer」が由来。
- ムンテラ
- 病状説明。
- 申し送り
- 看護婦間の業務引継ぎ。
- 持ち患
- 受け持ち患者のこと。
- モチベーション
- 動機、やる気。
ら〜ろ行
- ラド
- 放射線治療のこと。
- ルンゲ
- 肺のこと。
- レベル
- 医療者がこの言葉を用いる時は「意識レベル」を指す。
わ〜ん行
- ワン・ショット
- 静脈注射。