マクドナルドの業界用語まとめ一覧

マクドナルドの世界で使われている業界用語・専門用語の一部を紹介します。時代とともに変化していったものや、現在では使われなくなってしまった言葉も含まれますが、一種の雑学としてお楽しみください。

あ〜お行

アイススクープ
ドリンクのカップに氷を入れるための道具。
アイドルタイム(Idle time)
アイドルタイムは基本的に顧客のいない暇な時間帯のこと。英語で「Idle」は遊休を意味する。人気者の「Idol」とは綴りが違うので注意。この時間は接客や調理に追われることがないため、トレーニングや資材の補充、清掃などを行う。
アドミックス
シェイクミックス(シェイクの材料)を補充すること。
アッセンブラー
バーガーの調理において、イニシエーターからバンズを引き継ぎ、具材を盛り付けて完成状態に持っていく人のこと。混雑時は数人並んで作業を細分化することもある。
アップ(Up)
自分の仕事を終えて「上がる」こと。逆に、自分が仕事に入ることを「イン」と言う。
イートイン(eat in)
店内で食事をすること。海外では主に「for here」「eat here」と言う。お持ち帰りの場合は「テイクアウト(take out)」となる。
イニシエーター
オーダーが流れてくるモニターを確認し、各バーガーに必要なバンズや包装紙を用意する係。
イン(In)
自分が仕事に入ること。シフトの入り時間のことを指す場合もある。逆に、自分の仕事を終えて上がる時は「アップ」となる。
インベントリ(Inventory)
店舗にある冷凍、冷蔵、紙製品などの在庫を数える作業のこと。アルバイトのシフトなどに加えられる。
ウェイト(Wait)
お客様に待っていただくこと。例えば、オーダー待ちが三人いる場合は「ウェイト3です」などと表現する。
ウェイスト(Waste)
出来上がってから規定の時間が過ぎた商品を廃棄すること。単に「ウエスト」とも呼ぶ。マクドナルドでは、できるだけ注文を受けてから商品を作るなどして、廃棄を減らすための改善を行っている。
ウォークイン(W-in)
歩いて入れる大きさの大型の冷蔵または冷凍庫。
ウォークスルー
客が注文して会計から商品の受け取りまで行うところ。一連の流れを並んでいる人が歩いて行う様を表している。ほとんどの店舗は大きな横長のカウンターになっている。
AJCC(ALL JAPAN CREW CONTEST)
マクドナルドで働く店舗クルーを対象とした技能コンテスト。
エクイップメント(Equipment)
店舗の備品、設備、器材を表す言葉。
エコー(富士エコー)
原材料の保管や商品の配送を手掛ける業者の名前。全国各地の物流拠点と店舗を結ぶサプライチェーンにおいて欠かせない存在。
SOC(エス・オー・シー)
ステーション・オブザベーション・チェックリスト(Station Observation Check-list)の略。仕事の仕方などが書いてあるクルートレーニングの基本的なマニュアル。
エッグクッカー(Egg cooker)
卵を焼くための器具。マフィンなどに挟む丸い形のフライドエッグが出来上がる。
MGR(エム・ジー・アール)
マネージャー(Manager)のこと。店舗運営の現場で働く役職の一種。アルバイトでもクルーの仕事をこなしていくうちにランクアップできるポジションもある。
エンプロイ・ミール(Employ meal)
従業員用の食事。いわゆる「まかない」のこと。
OAT(オー・エイ・ティー)
店員が注文を受けた商品を取り揃える場所。「Order Assemble Table」の略。トレーや紙袋などの必要な物が用意されている。
OC(オー・シー)
オペレーション・コンサルタント(Operation Consultant)のこと。店長の直接の上司にあたる。いくつかの店舗を担当し、業務や運営に不備がないか管理する。
OJT(オー・ジェイ・ティー)
オン・ザ・ジョブ・トレーニング(On the Job Training)の略で、仕事をしながら内容を身につけていく制度。小売や飲食などのチェーン店に多く導入されている。
OM(オー・エム)
オペレーション・マネージャー(Operation Manager)のこと。オペレーション・コンサルタントのマネジメントを担当する。
OTT(オー・ティー・ティー)
CP(カウンターパーソン)が最初の注文を打ち始めてから会計キーを押すまでの時間。「Order take time」の略。
オーダー(Order)
客からの注文のこと。
オーダーテイカー(Order taker)
店内やドライブスルーで注文を受けるクルーのこと。OT(オーティー)と略す場合もある。
オーバリング
会計を終わらせた後の注文の取り消し。商品を提供する前に客が注文内容の変更やキャンセルを申し出た場合に、直前の会計を取り消して最初からやり直す。
オールダウン
閉店のこと。その日の業務を完遂し、全てのシステムを落とした状態。客側から見た閉店(クローズ)は単なる営業終了であって、使い分ける。
お届け
お持ち帰り商品の入れ忘れなどによって、客から連絡があった場合に、店外へ商品を届けに行くこと。基本的にはクレーム対応となるため、マネージャークラスが担当する。
オペレーション(Operation)
厨房での調理作業のこと。
オペレーション・クローズ
閉店作業のうち厨房のクルーが担当する業務。

か〜こ行

カウンタークロス
清掃用の布巾のこと。ピンクとグリーンの二色があり、拭く場所によって使い分ける。
カウンターパーソン(CP)
カウンターに立ってレジや接客をする人のこと。「C/P」と表記する場合もある。
カウンターリーフレット
カウンターに置いてあるメニューのこと。
角ポット
殻が入りにくい卵を割る道具。
ギブアウェイ(Give away)
店内の客(本来は子供)に、無料であげるプレゼントのこと。ハッピーセットのおもちゃとは別に用意される。
キャッシャー
会計に専念する人。主に混雑する時間帯のドライブスルーに配置される。
キューイング
レンジで温めること。
QSC&V
マクドナルドのレストラン・ビジネスに対する考え方。品質(Quality)、サービス(Service)、清潔さ(Cleanliness)、そして価値(Value)の頭文字を組み合わせたもの。QSCが最高の形で結びついたとき生まれるのが価値だとされている。
クーリングタイム
できたての商品を温度が安定するまで寝かせておく時間のこと。アップルパイなど揚げたてのものを出すと火傷のおそれがある。
クリパ
「クレンリネス・パーティー」の略で、大掃除のこと。
グリスト(グリーストラップ)
排水に混じっている油やゴミを除去するための仕組み。飲食店の厨房の床に設置されている。
グリル
パティやベーコン、卵などを焼く鉄板のこと。あるいはそこで調理するクルーのポジション。混雑時はひたすらパティを焼いてストックを維持したり、合間を見てソースの補充などを行う。
グリルオーダー
バーガー類で「ピクルス多め」や「マスタード抜き」などの指定が入る特別な注文のこと。レジには専用のキーが備わっており、該当する項目を押すと厨房にも伝わる。
グリルクリーナー
グリルを掃除するときに使う洗剤。
クリンネル
厨房内で使用する布巾のこと。
クルー(Crew)
マクドナルドの店舗で働く従業員のこと。基本的にはアルバイトの店員を指す。
クルールーム(Crew Room)
従業員用の控室のこと。店舗によって広さや設備の仕様が異なる。
クレンリネス(Cleanliness)
マクドナルドの企業ポリシーの一つ。清潔であることを指す。
クローズ
客側から見て営業が終了した状態。この後、閉店作業を行い全ての業務を終えると「オールダウン」となる。
KVS(Kitchen Video System)
レジで打ち込んだものが表示される機械。POSに打ち込まれた内容が見られる仕組み。
コンディメント
商品の付属品。ガムシロップ、シュガー、ナゲットソース、ホットケーキのシロップなどのほかに、ストローやマドラーなども含まれる。

さ〜そ行

サーブ
出来上がった商品を客に渡すこと。
サイクルカット
ドリンク類やシェイクシロップなど、食品を直接入れてあるタンクやディスペンサーを定期的に掃除すること。
サイドバイサイド(Side by side)
ドライブスルーのオペレーションの一種。通常、一列に並んだ車列の注文を先着順に取って商品受け渡しを行うが、これを2列同時に行い、待ち時間を短縮するというもの。
サジェスト(Suggest)
商品をお客様に勧めること。
サニテーションバケツ(サニバケ)
カウンターエリアに常備されている客席清掃用のバケツ。
サンキューボックス
客席側に置いてあるゴミ箱のこと。
三本脚の椅子(3 legged stool)
マクドナルドの本部に伝わる考え方。「マクドナルド」「フランチャイジー」「サプライヤー」が三位一体となってビジネスが成り立つことを表す。
CP(シー・ピー)
カウンターパーソンの略。カウンターに立ってレジや接客をする人のこと。
GEL(ジェル)
クルーのポジションの一種で、店舗内の顧客に対してサポートやおもてなしをする。「Guest Experience Leader」の名が示す通り、顧客の店舗体験向上を目指して新設された部門。
シェルフライフ(Shelf life)
商品の材料に対する消費期限のこと。
STAR(スター)
クルーのポジションとは別に、各店舗で必要に応じて与えられる名誉職の一つ。店舗を活性化させる「星」のような存在という意味合いももちろんあるが、正式名は「Store Activities Representative」。カスタマーサービスの向上に務め、マニュアル化されていない対応を求められる。時代によって制服はリニューアルされ、赤いシャツにジャンパースカートやピンクのベストなど、他のクルーと見分けのつく格好をしていた。現在この役割は「GEL」というポジションに引き継がれている。
SMILE(スマイル)
マクドナルドの社内報。かつてはクルーだけが読めるものだった。後に一般公開されるようになり、事実上の広報紙と化した。
ジャンパースカート
STAR(スター)専用のユニフォームのこと。
ショートニング
揚げ物に使う油のこと。
ショートニング・チェンジ
揚げ物の油を新しいものに交換すること。「ショーチェン」など略される場合もある。

た〜と行

テイクアウト(Take out)
商品を店内で食べずに袋に入れて持ち帰ること。口語では「お持ち帰り」となる。海外では「to go」「take away」が一般的。
TOTL(ティー・オー・ティー・エル)
お客様がオーダーを初めてから、商品を渡すまでに要した時間のこと。「Total」の略。
TTF(ティー・エティー・エフ)
お客様の利用頻度が最も高いテーブル、トイレ、フロアを指す言葉。新人のクルーは二ヶ月間に渡って特別な用具を使って掃除の仕方をトレーニングする。
TTS(ティー・ティー・エス)
注文受けてから、それをバンプ(削除)するまでの時間。「Total time on screen」の略。
ドリンカー
飲み物の製造を担当するクルーのポジション。

は〜ほ行

バンプバー
対応済みのオーダーをモニターから削除する機械。
フライヤー
揚げ物を調理する設備。またそれを担当するクルーのポジション。
フロアサービス
客席を周ってサポートが必要な場面で声がけや問題解決を行うクルーのポジション。
ポテト
マックフライポテトのこと。また、完成したポテトをS、M、Lの各サイズの容器に入れ、ストックを作る担当のこと。
ポテトバスケット
フライヤーでポテトを揚げる祭に使用する道具。取っ手のついた縦長の網カゴで、注文する客が目にすることも多い。
HOT
持ち運び可能なタブレット型のオーダー入力機器。

ら〜ろ行

ランナー
出来上がったバーガーやポテトなどの商品を受け取り、トレーに並べたり袋に詰めたりなどして、客に渡す係のこと。混雑時に問題なくランナーをこなすには、それなりの経験が必要となる。
リファンド
商品を受け取った客が返品を申し出た場合に、個別に返品処理を行うこと。

わ〜ん行

WAS(ワズ)
ドライブスルーの注文に対応するためのワイヤレスヘッドセットのこと。