バンドマン・ミュージシャンの業界用語まとめ一覧
バンドマンやミュージシャンのあいだで使われる業界用語を紹介します。現在では使われなくなってしまった言葉や、時代とともに変化していった用語も含まれますが、一種の雑学としてお楽しみください。
あ〜お行
- アタマ
 - 楽譜で言う表拍子の一拍目のこと。4拍子の歌であれば、1・2・3・4の「1」の部分。
 - ウラ
 - 楽譜で言う裏拍子のこと。4拍子の歌であれば、1・2・3・4・の「・」に相当する部分。
 - MC(エムシー)
 - 曲と曲の間にメンバーが告知やパフォーマンスをする時間のこと。または司会役。
 - オール
 - オールナイトイベントの略。深夜から明け方まで行うイベント。
 - オールスタンディング
 - 全員立ち見の会場。あるいは、そのようなイベント。
 
か〜こ行
- 返す/返し
 - 演奏者に対して舞台上に置かれたスピーカーから音を返すこと。例えば、演奏の音が大きくてヴォーカルの声が聞き取りずらい場合に、「声をもっと返してください」あるいは「楽器低めで返してください」などというように、ミキサーに指示を出す。
 - 完パケ
 - その日の予定が全て終わり、後片付けも一段落して、あとはただ帰るだけの状態。
 - 逆リハ
 - その日のライヴにバンドがA→B→C→D→E→F→Gの順で出演する場合、G→F→E→D→C→B→Aの順でリハーサルを行う方式。
 - キャパ
 - キャパシティーの略。その会場に何人くらいの客が入れるかの目安。
 
さ〜そ行
- 順リハ
 - その日のライヴにバンドがA→B→C→D→E→F→Gの順で出演する場合、同じくA→B→C→D→E→F→Gの順でリハーサルを行う方式。
 
た〜と行
- 対バン
 - 同じ日にブッキングした他のバンド。
 - ダイブ
 - モッシュダイブ=客席の特に人口密度が高い場所へ体をゆだねて、他のオーディエンスに持ち上げてもらい、人の波の上を移動する行為。海外では、観客の頭上を泳ぐ動作はクラウド・サーフと呼ばれる。
 - DTM(ディーティーエム)
 - デスクトップミュージックの略。別名「宅録」と言って、自宅でPCを使ってバンドのデモ音源などを作ること。
 - 取り置き
 - 事前にライブチケットを受け取れない人が、当日ライブハウスのカウンターにチケットを取り置いてもらって、名前を言って入場出来るようにしておくこと。
 - ドンカマ
 - リズムマシンで正確な速度をモニターするためのクリック音。またはそれを聞きながら演奏すること。
 
は〜ほ行
- ハウリング
 - ギターのピックアップやマイクなどの音を拾う機器が、スピーカーの出す音を拾うことによって起こる、キーンというノイズ。一種の無限ループ状態。「ハウる」「ハウった」という言葉が良く使われる。
 - ハコ
 - ライブハウスやクラブのこと。規模によって大バコ、小バコなどと表現する。
 - BPM(ビーピーエム)
 - 楽曲のテンポの単位。「Beats Per Minute」の略で、一分間の拍数を表している。BPM120が時計の秒針の速度と同じ。
 - ブッキング
 - 次回のライブの出演をバンドとライブハウスで取り決めること。
 
ら〜ろ行
- リハスタ
 - リハーサルスタジオの略。
 - レコスタ
 - レコーディングスタジオの略。
 
わ〜ん行
- ワンドリンク
 - ライブハウスに入場する際に、一人一杯分のドリンク料金を払うルール。ライブハウスの貴重な収入源。