2ちゃんねるの業界用語まとめ一覧
2ちゃんねる(現5ch)で使われる業界用語や専門用語を紹介します。時代とともに変化していったものや、現在では使われなくなってしまった言葉も含まれますが、一種の雑学としてお楽しみください。
あ〜お行
- 煽り(あおり)
- 相手の気分を逆なでするような文章で、過剰な反応を誘うこと。
- 垢(あか)
- ウェブサービスの「アカウント」のこと。「裏垢」と言えばメインアカウントと分けて活動するアカウントの事を指し、「垢BAN」と言えばネットゲームなどで規約違反をして利用停止になったアカウントのことを指す。
- age(あげ)
- スレッドを更新順位の上に移動させたい時に書き込む文言。2ちゃんねるのようないわゆる「マルチ型」の掲示板は、新着の書き込みが入ったスレッドを上位に表示させる仕組みがあるため、コメントが停滞している場合に使われる。
- あぼーん
- 不適切な書き込みを削除した後に残る痕跡。
- アンカ(安価)
- コメントの番号を指定してリンクを設置する行為。半角記号の不等号を組み合わせて「>>2」などの形式でレスの番号にリンクを貼る。船を固定する錨(いかり)、つまりアンカーが由来の言葉。
- 安価スレ
- 指定されたアンカの書き込み内容によって、その後の展開を決めるルールのこと。スレ主がお題を決めて、レス番号を指定し、そこに書かれた内容を実行に移す。
- アンチ
- 特定の人物や物事を嫌うこと、または反対勢力。主に、思想や主義主張の合わないことを公にし、対立を煽ったり攻撃する輩を指す。
- 板(いた)
- 2ちゃんねるに無数にあるジャンルごとに区分けされた領域のこと。この話題に関連する井戸端をスレッドとして立てて、レスを書き込む形で掲示板が成立する。
- 逝ってよし
- そのスレから立ち去ってほしい相手に対して使う言葉。つまり「消えてくれ」という意味。
- イッヌ
- 犬という存在に愛らしさや親しみを込めた言葉。元は「なんでも実況J(ジュピター)」において野球選手のあだ名を「◯ッ◯」と表現することから始まった。それが別の板に派生し、スレ主(一番目の書き込み)のことを「イッチ」と表現したり、犬のことを「イッヌ」と呼ぶようになった。英語では似たような言葉に「doggo(ドッゴ)」というものがある。
- 今北産業(いまきたさんぎょう)
- 「今来たので私にこれまでの流れを三行で説明してください」の略。レスが加速していて流れに乗り遅れた人などが使う。
- IYH
- 「イヤッッホォォォオオォオウ!」の略。拳を振り上げて喜ぶモナーのAAが添えられることが多い。
- うp(うぷ)
- 「サーバーにアップする」ことの略。かな入力のキーボードで「UP」と打ち込むと、このようになる。何らかのファイルをアップロードしてくれた人に対して「うp乙」などと使う。
- AA(えーえー)
- アスキーアート(ASCII Art)の略。記号や文字を使って絵を書くこと。AA職人が多数存在し、時に芸術の域に達する作品もある。AAを崩れないように表示するには、「MS Pゴシック」などのフォントを設定する必要がある。
- orz(おーあーるぜっと)
- ガックリと膝をついて落胆している様子を表現したAA。これにより「失意体前屈」という言葉まで生まれた。
- おk(おけ)
- 「オーケー」の略。かな入力のキーボードで「OK」と打ち込むと、このようになる。
- 教えて君
- 何でもかんでも人に教えてもらおうとする素人。「自分でググれカ○」と返すのがお約束。
- 乙(おつ)
- 「お疲れ」の略。調子に乗った人物を蔑む場合にも使われる。
- お花畑
- 頭の中が電波な状態の人。あるいは「おめでたいやつ」の意味。
- お前ら
- ネットの掲示板に集まるような連中のこと。仲間にすると頼りないが、敵になると侮れない。程よく連帯感を持ち「同志諸君」であることが望ましい。
- オワタ\(^o^)/
- もう諦めるしかない状態が発生したときに使う。開き直りの場面でも使われる。
か〜こ行
- がいしゅつ
- 既出(きしゅつ)のこと。「ニュース速報板」に立てられたスレッドで、当初は漢字の読み間違いとして突っ込まれたが、後に他の板にもネタとして広まった。
- 過疎(かそ)
- スレッドに書き込む人が極端に少なく、更新されないために埋もれていく状態。人気のないジャンルやテーマを「過疎ってる」と揶揄する場合もある。
- 神(かみ)
- この場合の神は、主にスレッドのお題や流れに対して特別な対応や貢献をもたらした人物に与えられる称号。あるいは、重要な情報を提供したり、人助けに貢献した者を、「神降臨」「神対応」などとして称える。後に言葉の意味が拡大し、企業や運営、人間以外の動物や事象にも使われるようになった。
- gkbr(ガクブル)
- 「((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル」が「ガクブル」に略され、更にその頭文字を取ったもの。
- ktkr(キタコレ)
- 「キタ━(゚∀゚)━ッ!!」が「キタコレ」に略され、更にその音節の頭文字をローマ字で打ったもの。
- きぼーん
- スレッドの流れで何かを希望するときに使う言葉。他に、きぼん、きぼんぬ、とも言う。例えば、けしからん画像や仲間内でしか共有できないネタを所望する時に使う隠語じみた言い回しである。
- キモス
- 気持ちが悪いことの言い換え。一般的には「キモい」と言われることと同義。段階的に、マジキモス、メガキモス、ギガキモスと格上の修飾がある。
- キャップ
- 他人のハンドルネームを騙る人を防止(帽子)するために考案されたシステム。後に「トリップ」および「fusianasan」の通称に変わった。
- くぁwせdrftgyふじこlp
- 意味がわからないほど混乱した状態を表した文字列。キーボードの日本語入力をローマ字設定にした状態で、左端のメインキー「Q」と「A」に指を置き、右側に向かってざっと撫でるとこのようになる。入力ソフトによっては「qあwせdrftgyふじこlp」となる場合もある。特に意味のない文字列だが、突然あらわれる「ふじこ」の部分がインパクトがありネタとして広まった。
- 空気(くうき)
- いてもいなくてもわからないような固定ハンドルの人のこと。
- ggrks(ググレカス)
- スレで質問ばかりする奴に対して、少しは自分で調べたらどうだと正す言葉。
- 草(くさ)
- ここで言う草は、もともと「笑」を表す「w」を連続して書き込むことによって、まるで草がいっぱい生えているように見えることから生まれた言葉。キーボードでレスを早く打ち込むために英字に解体された言葉が、別の漢字に置き換えられたものである。
- クレメンス
- 「〜してクレメンス」のように、何かをお願いする時に使われる装飾語。元ネタはメジャーリーグのロジャー・クレメンス投手。野球関連の話題を扱う「なんでも実況ジュピター(なんJ)」で作られたダジャレとして広まった。
- kwsk
- 「詳しく」をローマ字打ちしたものの略。興味深いレスがついた場合に、もっと詳しく説明してほしいと要望する場合に使う。
- コテハン(固定)
- 固定ハンドルネームの略。匿名掲示板において、特定のハンドルネームを使い続ける行為。
- 小並感(こなみ)
- 「小学生並みの感想」を略した言葉。自分の書き込む内容があまりにも稚拙である場合に、文末にカッコつきで添える。例えば「おもしろそう(小並感)」という具合に。
- コピペ
- 「コピー&ペースト」の略。キーボードのショートカットで Ctrl/command + C や P を使うことに由来する。
- ゴミレス
- くだらない書き込み。または意味のない駄文のこと。
- ゴルァ
- 相手を威嚇するときに発する「コラ」の口調を強めた表現。怒ったモナーが添えられることもある。
- これなんてエロゲ?
- 現実にはありえない都合のいい展開やシチュエーションに対して使う言葉。例えば、映画やドラマ、アニメや漫画などの作中で、エロゲーの文脈から持ってきたような典型的なパターンを見た場合にボケながら突っ込む。
さ〜そ行
- sakuる(さくる)
- 「削除する」の略。管理人の権限で書き込みやポイントなどを消してしまう行為。
- sage(さげ)
- 更新されるごとに順位が入れ替わるマルチ型の掲示板において、コメントを書き込みたいが更新順には反映させたくない時に用いるコマンド。スレッドのルールで意図的に使われる場合もある。
- 鯖(さば)
- そのサービスのデータが置かれているウェブサーバーのこと。
- 晒す(さらす)
- 痛い言動や悪事をはたらいた者に対して、わざわざスレを立ててまで皆に広める行為。「さらしあげ」とも言われる。
- GJ(じーじぇい)
- 「Good Job」の略。良くやった!の意味。
- 自宅警備員
- 引きこもりやニートを職業として表した言葉。昼間からネットにへばりついていたり深夜に2ちゃんを利用している連中のこと。中にはとんでもない知識やスキルを持っている者が存在する。
- 自重(じちょう)
- 「自らを重んじること」の意味が発展し、「自主規制しろ」というような場面で使われる。後のトラブルを想定したり、叩かれるのを避けるために自ら使用する場合もある。ネタで「じじゅう」とも読まれる。
- 氏ね(○ね)
- 攻撃的な言葉がNGワードに指定され、投稿がはじかれるようになったため、やむなく用いた隠語。他に「市ね」「詩ね」と表す場合もある。
- ○○ジャマイカ
- 「○○じゃないか」に掛けて作られたダジャレ。
- 常考(じょうこう)
- 「常識的に考えて」の略。それを更に略して「jk」と書く者もいる。
- 消防(しょうぼう)
- 小坊つまり小学生の小僧を表す隠語。ネットに慣れていない素人やスレの文脈を理解しない未熟者に対して使うことが多い。
- しる!/汁
- 「〜しろ」の言い回しをくだいた表現。命令口調ではきつい場合に用いる。
- スレ
- スレッド(お題を決めて会話をする掲示板)の略称。スレは話題の方向性を決める板の下に設置される。基本的にはレスがついたものがトップページのリストに更新順で並ぶため、勢いのあるスレには人が集まり、レスのないものは埋もれていく。
- スレタイ
- スレッドの題名。そこで話題にするお題のこと。
- スイーツ(笑)
- 甘味や菓子のことを「スイーツ」と表現するような人物を指して揶揄する言葉。雑誌やテレビ番組などのメディア戦略によって作り出された「流行」を、「お洒落」として追いかける行為を皮肉る言葉であり、浮かれた流行語の語尾に(笑)と付け足すことで見下している。これが派生して()だけが残り、嘲笑の暗喩となった。
- ソース(Source)
- 書き込み内容の根拠を示す出典や情報源。適当なことを書くと「ソースは?」と聞かれる。
- ぞぬ
- 2ちゃんねる内で創作された犬のような動物。またはそのAA。
た〜と行
- タヒ
- 書き込みの禁止ワードに「死」に関するものが設定されている所で、それを回避する隠語。漢字を解体して似ているカナに置き換えたもの。ゲーム実況などでミスした時に「タヒる」と言ったりする。
- 誰得(だれとく)
- 「誰が得するんだよ」の略。目的が不明瞭な計画やサービスに対して疑問形で使われる。
- dat落ち
- 投稿が途絶えて書き込みができない状態となり、閲覧のみのHTML化するまでの間に、datファイルで保存されている状態のこと。この状態のスレッドを読むには、専用のビューアーを利用する必要がある。
- 厨(ちゅう)
- 何らかの中毒状態であることを表す。特に、日常生活に支障をきたすほど依存しているものがあり、その価値観を他人にも強要するような傾向にある者を指す。例えば、ニコニコ動画に依存している者を「ニコ厨」、不正に入手したゲームを嬉々として遊ぶ者を「割れ厨」などと呼ぶ。
- 厨房(ちゅうぼう)
- 中学生を表す「中坊」という俗語を、同音異義語に置き換えたもの。また、思春期のような振る舞いをしたり、スレの空気が読めない未熟なユーザーのことを指す場合もある。
- チラ裏
- 「チラシの裏にでも書いておけ」の略。どうでもいい情報や偏見に満ちている書き込みに対して使われる。
- つ
- スレッド内で他人に何かを差し出す「(゜д゜)つ」というAAの手の部分だけを表現したもの。参照先のリンクを差し出すときに多く用いられる。
- 壷/壺(つぼ)
- 「2ちゃんねる」のこと。ネットの巨大掲示板を「情報交換のるつぼ」あるいは「痰壺のような掃き溜め」と比喩する人がいた。このモチーフが採用されてトップ画像にも描かれた。
- 釣り
- 自分のサイトや広告にアクセスを誘導するために作られたネタのこと。または、誤った反応を引き出すために書かれた嘘の情報。これに引っかかることを「釣られた」と言う。基本、ネット上に書かれた「釣り」は自己責任で見抜くしかない。
- ティウンティウン
- ロックマンの「やられ音」がいつの間にか文字として扱われるようになったもの。再起不能という意味。
- 電波(でんぱ)
- 常人には理解できない思想や思考を持っている人物。基地外、キティ、Kitty Guy とも表現される。
- ドキュン(DQN)
- 常識の通じない人、周りの迷惑を考えない行為、あるいは大人になってもヤンキーが抜けない好戦的な輩を指す。
- 凸(とつ)
- 突撃の意味を凹凸の字にあてたもの。ネットの書き込みから一歩踏み込んで、実際に現場に向かう、人に会いに行く、電話するといった行為に及ぶ際に使う。例えば、普通の人は躊躇するような場面で電話をかけることを「電凸」などと表する。
- ㌧(トン)
- 「ありがとう」の派生語として生まれた「ありが㌧」の語尾が残ったもの。素直にお礼を言うには照れがある場合に使う。
な〜の行
- 萎え(なえ)
- スレッドの雰囲気や盛り上がっていた気持ちを台無しにされた時に使う表現。期待していた展開が裏切られてしまった時に心が萎えてしまう状態。
- 名無しさん
- スレッドに書き込む際に、名前欄を空欄にしたときに自動的に付けられる匿名。板によってはデフォルトで異なる「名無し」が設定されていたり、「名無しさん@お腹いっぱい。」のように独自の状態が付加されていることもある。
- ニキ
- 2004年に創設された「なんでも実況J(ジュピター)」において、阪神の金本知憲監督に対してつけられた愛称が語源。彼は現役時代に「アニキ」と呼ばれていたことから、頼りになる人物を「◯◯ニキ」と称するようになった。
- にわか
- 半端な知識や表面上の理解しか持ち合わせていないこと。特に、それを自覚せずに知ったかぶりをすると、識者に見抜かれて「にわか」扱いされる。
- ぬこ
- 猫のこと。心を和ませてくれる柔らかい存在としての意味合いが語感に反映された。
- ぬるぽ
- プログラミング言語のJavaで「NullPointerException」を略した言葉。プログラマー板に「NullPointerExceptionを『ぬるぽ』と呼ぶスレ」が立てられた際に、スレ主が「ぬるぽ」と書き込んだところ、それに続くレスで >>2 が >>1 を「ガッ」と殴るアスキーアートを書き込んだことが発祥とされる。以後それがお約束のように広まり、定番ネタとして定着した。
- ネカマ
- ネット上で女性の振る舞いをする男のこと。オンラインゲームなどでもポピュラーな存在である。
- ネキ
- 頼りがいのある人物や目上の男性に対して「兄貴(アニキ)」と呼ぶことから「◯◯ニキ」と呼ぶように、「姉貴(アネキ)」が派生して「◯◯ネキ」と変化した言葉。女性であっても頼もしい人物には、あえて「ニキ」を当てることもある。
- ネタ
- 投稿するためのネタ(情報)というのもあるが、2ちゃんねるでは偽の書き込みもネタという。真偽を見抜けない者は、慣れるまでROMに徹した方が懸命である。
- ねらー
- 「2ちゃんねらー」の略称。特に2ちゃんねるに入り浸って、頻繁に書き込みをしたり、他のサイトで2ちゃんねるの話題を出す人のこと。また、現実世界で2ちゃん語を口に出してしまう人のこと。
- 粘着(ねんちゃく)
- ひとつのスレッドやアカウントに執着する人のこと。または、しつこい行為。
- ノ
- 挙手をカナで表したもの。顔文字の腕だけを切り取った表記。
- ノシ
- 腕を振っている様子をカナで表したもの。顔文字の腕だけを切り取った表記。
は〜ほ行
- バーボンハウス
- 「あなたは釣られましたよ」とやんわり伝える言葉。元はつい開きたくなるようなタイトルのついたスレッドのレスに書き込まれた内容である。
- 激同/禿同(はげどう)
- 「激しく同意」の略。書き込みに対して完全に意見が一致する場合に用いる。それを誇張して「禿げ上がるほど同意」を略せば「禿同」となる。
- ハンドル/ハンネ(HN)
- ハンドルネームのこと。ネット上で自分のことをペンネームで呼ぶ場合に使う。匿名にすると「名無し」となる。
- ヒッキー
- 「ひきこもり」を指す言葉。某有名歌手のあだ名からインスパイアされたもの。
- VIP(VIPPER)
- ニュー速VIP板の住人のこと。2ちゃんねる上級者(?)が多い場所でもあり、VIP語なども存在する。
- 人柱(ひとばしら)
- 新商品やネット上に情報が出回っていないサービスをいち早く試してみる人のこと。特にリスクを承知で先駆者的に乗り込み、その使用感なり体験をレポートする人をこう呼ぶ。最新の電子機器やOSのメジャーアップデートは、潜在的な欠陥を意識せざるおえないため、人柱の存在はありがたい。
- 微レ存(びれぞん)
- 「微粒子レベルで存在している」ごく僅かな可能性のこと。もしかしたら実現するかもしれない希望を表す時に使うが、多くの場合本人はすでに諦めている。
- ひろゆき氏
- 2ちゃんねるを作った人。またその管理人。
- ファビョる
- 朝鮮に伝わる「火病(ファビョン)」という病名を元にした表現。突然激高したり声を荒げるなどの精神疾患を指しており、ネット上で暴走した人物を表す。
- プゲラ(pgr)
- 相手を嘲笑する声を表現した言葉。そんな事も知らないのかと馬鹿にする時などに使われる。後に顔文字がついて「m9(^Д^)プギャー」に発展した。
- ブヒる
- 元は二次元美少女の愛好家を「萌え豚」と呼び、豚の鳴き声をそれに当てはめたことが由来。多くの場合、萌えの対象に昂ぶった感情を抱いた際に使う。
- ブラクラ
- ブラウザクラッシャーの略。悪意のあるスクリプトを仕組んだリンクを踏ませて、ブラウザやOSに不具合を起こさせる。
ま〜も行
- マイクラ
- 掲示板におけるマイクラは「マインドクラッシャー」の略で、相手を騙す形で悪意のあるリンクを貼り、グロ画像やホラー映像を見せて精神的なダメージを与えること。この言葉はブラウザのバグを誘発する「ブラクラ」と対になっており、どちらも自衛と教訓を必要とする。
- マジレス
- ネタに走らず真面目に答えるレスのこと。マジレスする時はスレの空気を読むことが推奨され、それを懸念する者が「マジレスすると〜」と前置きとして使う場合もある。
- マターリ
- まったりしている状態を2ちゃんねる風のなまりで表現したもの。
- マッチポンプ
- 自作自演のこと。自分で火をつけ、自分で火を消すような行為。推奨されないし、見破られると恥。
- 祭り(まつり)
- 特定のスレッドに人が集まり、加速度的にレスが投稿され、一種のお祭り騒ぎの状態になること。ここに至ると話題が人を呼び、その人がまた話題を盛り上げるため、外部にまで派生して統率がとれなくなる。祭りの終わりは時間経過に委ねるか、神の降臨を待つことになる。
- マンセー
- 朝鮮語で万歳(ばんざい)のこと。頼まれてもいないのに何かを他人に推奨するような発言を揶揄する場合にも使われる。
- メシウマ
- 他人の不幸を見て面白がることを「飯がうまい」と表現した言葉。元は「野球ch板」で「巨人が負けて今日も飯がうまい」と書かれたことが発端だとされ、それをもじって「巨人が負けるとメシが美味い」というスレッドが立てられたことから一般化した。
- もうだめぽ
- 「もうだめっぽい」がタイプミスで省略された言葉。泣きそうな場面、挫けそうな状況で使用される。
- 萌え(もえ)
- 一部の感性や性癖に刺激を受けた際に芽生える感情。そこからこみ上げてくる愛おしさや幸福感を表す。元はアニメキャラクターやアイドルなどの可愛らしいものを対象としていたが、もっぱら特殊な趣味を補完してくれる物事に対しては、何でも使われるようになった。
- モナー
- 電子掲示板で用いられるAAによるキャラクターの一種。記号を組み合わせた「( ´∀`)」のような顔を持っており、多種多様なパターンが生み出された。正式名称は「オマエモナー」。発祥は2ちゃんねるではなく「あめぞう」、あるいは「あやしいわーるど」だとされる。
- もちつけ
- 「落ち着け」が変化した言葉。命令形でありながら砕けた口調を使うことで、相手を刺激しない効果が見込まれる。
- 藻前(もまえ)
- 「お前」つまり相手のことを指す。文脈によって通常の表記と使い分ける。
- 漏れ(もれ)
- 「オレ」つまり自分のことを指す。レスに「俺」と表記することが相応しくない空気の中で使われる。
や〜よ行
- 香具師(やし)
- 縁日や祭りに出店や見世物小屋を構えるテキ屋。この読みが「ヤシ」であることから、信用ならない奴、そのスレで扱われる怪しい奴とされる。
- ゆっくりしていってね!!!
- 東方Projectのキャラクター霧雨魔理沙と博麗霊夢が、このセリフを発しているAAが貼られたことで広まったネタ。これがイラスト化され、まんじゅうのような丸い生首のデフォルメが誕生した。今では「ゆっくり」系統のコンテンツとして親しまれている。
- ゆとり
- ゆとり教育が実施された期間に育った学生を「ゆとり世代」と呼ぶが、ネット上では物知らずで教養のない様を露呈した者に対して使われる。レスに対して無知な反論を返したり、的はずれな意見を書き込むと「これだからゆとりは」「ゆとりは黙ってろ」と馬鹿にされがち。
- ゆるぼ
- 「緩く募集」の略。強い希望ではないが、答えてくれる人がいたら嬉しいくらいの意気込みで立てるお題に使われる。
ら〜ろ行
- (ry(り)
- この後にも文章は続くが自主的に省略する場合に用いる。「略」をローマ字打ちして途中で止めたもの。
- リア充(りあじゅう)
- 実生活(リアル)が充実している人のこと。ネットの掲示板で憂さ晴らしをしているような連中とは違うことを表している。
- レス
- 掲示板に書き込む返答のこと。反応を示す英単語「response」から来ている。
- ROM(ロム)
- 「Read Only Memory」の略から、読み込み専用の意味で使われる。つまり、スレにレスを書き込まずに読んでいるだけの人。これに徹するユーザーを「ROM専」と言い、ネット掲示板の文化に慣れるまでは「ROM」でいる期間を設けた方が良い。
わ〜ん行
- ワイ
- ネット上における人格の一人称。同じ傾向を持つ者を「ワイら」と称する。
- wktk(ワクテカ)
- 興味津々で次のレスを待つ「ワクワクテカテカ」という言葉から発展した表現。次の展開が早く知りたくて期待しながら待っている状態。肌ツヤの良いモナーが正座しているAAが添えられる。
- ワッフルワッフル
- いいところで寸止めする行為。また続きを催促すること。
- w(わら)
- 笑っていることを示す記号。ワラ、藁、ワラ、lol、^^、(笑)などの表現と同意語。これを連続して「www」と打ち込むことも多い。
- ワロス
- 「笑う」のVIP語。バロス(爆笑)、ヤバス(ヤバい)、キモス(キモい)など色々なバリエーションがある。
- ヲタ(ヲタク)
- オタクをヲタクに書き換えた言葉であり、特にオタク的な要素に含まれる成分を摘出した表現となる。例えば、オタクに見られる特有の考え方や行動を表す際に、そのニュアンスを含めたい場合に、あえて「ヲタ」と称する。
- ヲチ
- 特定の個人や企業の動向を監視すること。またその動きを時系列に沿って把握すること。問題を起こしそうな人物や、不正を行っていそうな企業を話題にする際に使われる。英語の「ウォッチ(Watch)」を語源としたネットスラング。
- ンゴ
- プロ野球を中心としたスポーツ実況掲示板でドミンゴ・グスマンについて書かれた内容が語源。彼のプレイに対して「ドミンゴ!」と呼びかける内容がいつの間にか変化し、語尾の「ンゴ」が残ったものである。後に、何かの失態を犯した時やネタを発表する際に「◯◯したンゴw」などと使われるようになった。