焼殺されたリポーター

生放送中に焼き殺されたリポーターの話。

マレーシアのとある特別番組の生放送中に一人の男性リポーターが焼殺される惨事が起こった。

生放送の特別番組の「地方インタビュー」のコーナーに、被害者のタラン・ビルシュク・マクと、地元局の女性リポーターがいた。

タランは地元局では結構有名らしく、正に「看板リポーター」だった。

コーナーの前フリの時、タランの後ろに一人の泥酔しきった中年男がいた。

そして、後ろに迫って来たかと思うといきなり大声で怒鳴り始めた。

泥酔しているせいで何を言ってるのか分からず、女性リポーターもスタジオも困惑気味だった。

しかしタランはそれを無視して、気にせずに前フリを続けた。

それにカチンときたのか、男は持ってた棒でタランを殴り始めた。

これにはみんな驚きを隠せず、スタジオにいた司会者が「大丈夫ですか?」と問いかけたが、タランは「え、何かありましたか?」と言い、前フリを続けた。

更に逆上した男。

今度はどこから持ってきたのか、ガソリン約1.5ガロンをタランにぶっかけた。

それでも、タランは眼中に無しといった表情で前フリを更に続ける。

この時、スタジオと女性は腰が抜けてしまい、泣き出す者も。

これに切れた男は遂に、タランに火を付けてしまった。

ガソリンを被ったタランは勢いよく燃え上がり、あっという間に灰と化してしまった。

生放送の為に編集もままならず、マレーシア全土にタランが焼き殺されるリアルな映像が流れてしまった。

あまりのショッキング映像に、トラウマになってしまう者や廃人と化す者、ショック死も数百件に昇ったという。

隣にいた女性リポーターは、火も見れない程のトラウマになったという。

実は、タランには昔恋人がいたが、半年前の別れを苦に恋人は自殺してしまったのだが、タランを殺害し逮捕された中年男は、その恋人の父親だったという。

 

 

暗闇から見つめる視線

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