世界の七不思議その2 バビロンの空中庭園

紀元前600年頃、古代メソポタミア地方にあるバビロニア帝国の首都バビロンに、ネブカドネザル2世が王妃アミュティスのために庭園を建造しました。

雨の降らないバビロンに王妃の生まれ故郷を再現し、王妃の望郷の念を癒そうとしたそうです。

縦横角400m、高さ15mの土台を築き、その上に段状の建造物を立てる計画です。段が出来上がると、何千トンという肥えた土壌を運び、広いバルコニーにそって深い花壇をこしらえ、花やつる草や果実のなる木を沢山植えました。

庭園の一番上に大きな貯水タンクを作り、ユーフラテス川の水ポンプで絶えず花壇に適当な湿り気を与え、美しい景観を維持しました。

その、あまりの大きは人間の業を超えていたと言われています。

学者たちは、これを純粋な神話とする説、実在したが歴史上の混乱で完全に破壊されたという説、別の建造物と混同されたという説に分けて考えています。

どれが本当なのでしょうか。それは未だに謎のままです。