酒の致死量

人間は、いったいどれくらいお酒を飲めば死ねるのでしょうか。

致死量となるアルコールの血中濃度は、0.8〜1.0%とされます。

例えば、体重60キロの人が血中濃度1.0%になるには、日本酒で1升8合、ビールなら大瓶18本、ウイスキーだとフルボトル1.7本が必要です。

しかも、これだけの量を15〜40分くらいの間に飲まなければ、アルコールで昇天するには至らないのです。

逆にいえば、一時間以内に上記の分量を飲めば急性アルコール中毒で倒れる事になります。

忘年会やコンパなどで一気飲みをした結果、救急車に担ぎ込まれる人が毎年現れます。

ビール瓶を一人で18本空けるのは不可能のように思えますが、テキーラをラッパ飲みする行為などは、若気の至りでやってしまいがちです。

酒の悪酔いや急性アルコール中毒を回避する方法は、一杯ごとに水やノンアルコールの飲料をはさみ、血中のアルコール濃度を下げることです。そして、できるだけ長い時間をかけてゆっくりと嗜む。時間がなければ飲む分量そのものを減らします。

その場のノリで無謀な飲み方をせず、自分の体調にあった飲み方をしましょう。