なぜ被疑者の手錠は見せないのか

テレビのニュースで被害者が手錠をかけられて連行されるシーンがあります。よく見ると、手錠の部分に布などがかけられていたり、周囲がモザイク処理されています。

これは手錠の使用にあたっては「苛酷にならず、目にふれないように」と、国家公安委員会規則2号に決められているからです。人権上の配慮というわけです。

ところで、手錠は鉄にクロムメッキを施した歯止め式です。手に当てただけでカチャッと鍵がかかってしまう手錠の構造はどうなっているのでしょうか。

それについては「研究されると困るので教えられない」(警視庁広報課)そうです。時代と共にアップデートされるので、違う方式の手錠も登場しています。